43621 フランス語圏研究
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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MUNSI, Roger Vanzila |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | フランス語はフランス本土のみならず、世界中にあるフランスの海外県・海外領土、さらにはヨーロッパ、アフリカ、北米、オセアニアなど多くの地方で話されている。この授業では、フランス語圏成立の歴史や、国際社会における地位、さまざまな文化的特徴などについて研究する。 |
学修目標 | 本講義を通じて、受講生諸君はフランコフォニーの歴史的背景に関する教養をはぐくむとともに、フランコフォニー国際組織、フランコフォニーの基本的コンセプトについての見識を深める。本講義は、現代世界において否応なく進行しつつあるグローバル化という大きな流れの中におけるフランコフォニー諸国・地域と、それら諸地域の相互連関を、政治・経済・社会・文化といった多様な分野にわたって学ぶ。この系では、こうした問題群について、様々な角度・事例から考察し検討するから、受講生諸君はこれまで学んできたフランス語研究において培った知識と学力を駆使する。多角的・総合的知識(フランコフォニー世界組織の問題と展望、フランス語教育擁護と顕揚)を学び、学生諸君はフランコフォニー世界組織の思想に対する批判を学問的に意識することができるであろう。 |
授業計画 | 1.序論 オリエンテーション—基本的な概念、フランコフォニー研究の定義と意味 第1部:フランス語圏成立の歴史 2.フランコフォニーとは何か 3.フランス語圏の歴史的拡張 4.フランコフォニー国際組織 5.フランコフォニー運動 第2部 国際社会における地位 6—9.フランコフォニー諸国・地域の状況 .アフリカ諸国(コンゴ民主共和国など)の事例 .アジア諸国(日本)の事例 .カナダの事例 .東ヨーロッパ諸国の事例 10.フランコフォニー祭の特徴 第3部 フランコフォニーの欠点・問題—分析と展望 11.フランコフォニー世界組織とフランス政府政策 12.フランコフォニー世界組織とグローバル化 13.フランコフォニー世界組織に対する批判 14.フランコフォニー世界組織の未来—フランス語教育擁護と顕揚を中心に 15.総括討論:フランコフォニーの知識人—言語と国境の狭間 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業の前準備として、学習が必要な場合は、そのためのテキスト、または資料を、前回に配付するからよく読んでおくこと。 ・DVDなど映像を使用する場合は、その都度事前に予告する。 |
評価方法 | 授業参加度 20%、期末レポート 80%の比重をもって査定する。 |
テキスト | 特に指定しない。必要に応じ参考文献、民族誌、比較資料などは、その都度用意する。 |
その他 |