南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
小林 寧子
他の科目との関連 インドネシア社会研究
他学科履修
副題
授業概要  現代のイスラーム社会の動態を、特に日本と関係の深い東南アジアに焦点を絞って考える。この地域にイスラームがどのように定着し、展開してきたのかを考え、かつ近年顕著な「イスラーム復興」が政治、社会、文化面でどのような形で現れているのかを確かめる。その作業の中でイスラーム発展のダイナミズムを探る。
学修目標 イスラーム世界の多様性を理解し、ムスリムの「知」の伝統に触れる。
授業計画 1)イスラームの基本
2)イスラーム法:ムスリムの行動指針
3)スーフィズムとイスラーム世界の拡大
4)東南アジアのイスラーム受容(1):改宗伝説
5)東南アジアのイスラーム受容(2):マレー世界の形成
6)東南アジアのイスラーム受容(3):ジャワのイスラーム王国
7)植民地支配とイスラーム
8)メッカ・コネクション
9)プサントレン(イスラーム寄宿塾)の世界
10)イスラーム近代改革運動
11)日本軍と東南アジアのムスリム
12)国民国家の中のイスラーム
13)制度と市民社会
14)開発とイスラーム
15)イスラームにおける「原理主義」と多元主義、ムスリム・フェミニズム
授業時間外の学習(準備学習など) イスラームに関する入門書を読むこと。
評価方法 レポート40%、定期試験60%により評価する。
テキスト 教科書は使用しない。参考文献は授業中に指示する。
その他