南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
宮原 佳昭
他の科目との関連 中国近現代史研究
他学科履修
副題 近現代の日中両国をめぐる国際環境
授業概要  ヨーロッパのアジア進出を画期とする近代以降の日中関係を理解するうえでは、日中両国の国内情勢とともに、両国を国際関係のなかに位置づけて把握する必要がある。そして、現在の日中関係をよりよく理解するためには、日中両国とそれを取り巻く国際環境がどのような歴史的経緯を経て現在に至ったか、という歴史的な視野を持つことが重要である。このため、本講義では、近現代の日中両国の政治と外交、および日中両国をめぐる国際環境の歴史を講義する。
学修目標 ・アメリカ・ソ連・台湾・東南アジアなど、国際関係のなかにおいて日中関係を理解する。
・国際関係にかかわる政治・経済・軍事など諸要因を理解する。
授業計画 1〜2.ガイダンス・前近代東アジアの国際関係とその変容
3.日清戦争・日露戦争
4.第一次世界大戦と東アジア
5〜6.ワシントン体制とその変容
7.満州事変・日中戦争
8.第二次世界大戦と東アジア
9.国共内戦・朝鮮戦争
10〜11.冷戦期の東アジア —「政治の時代」
12.日中国交正常化へ
13〜14.改革開放以後の東アジア —「経済の時代」
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の前後に、以下のいずれかの書籍の該当部分を読んでおくことが望ましい。
・岡部達味編『中国をめぐる国際環境』(岩波書店、2001年版)
・川島真・服部龍二編『東アジア国際政治史』(名古屋大学出版会、2007年)
評価方法 授業参加度20%、レポート80%により評価する。
テキスト 毎回、授業プリントを配布する。
その他