南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
加納 寛
他の科目との関連
他学科履修
副題 タイ服飾近現代史を通してみる国家と文化
授業概要 タイにおける服飾の近現代史を通して、近代国民国家と文化との関係を考える。履修者は、宿題レポートや授業時間内に課される作業、講義を通じて、自らの努力によりながら問題に迫っていくことになる。
学修目標 講義終了時、履修者は、
1、タイ文化の概要について説明できる。
2、タイ服飾史の概要について説明できる。
3、近代国民国家と「文化」との関係について、例を挙げながら論じることができる。
4、我々を取り巻く服飾や日常生活文化について、「当たり前」のものとしてではなく、より分析的・批判的に見つめることができる。
授業計画 1.イントロダクション
2.東南アジア・タイ概説
3.タイ服飾概説
4.前近代服飾史
5.19世紀後半〜1920年代の服飾変化
6.1930年代の服飾変化
7.ピブーン政権と服飾政策1
8.ピブーン政権と服飾政策2
9.アイデンティティと「民族服飾」1
10.アイデンティティと「民族服飾」2
11.黄シャツと赤シャツ
12.考現学的観察1
13.考現学的観察2
14.考現学的観察と服飾変化
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) ほぼ毎回、予習として簡単な宿題レポートが課される。
毎回、概ね1時間程度の授業時間外の学習時間が予想される。
評価方法 宿題レポート50%、授業での発言や取組姿勢10%、期末試験40%で評価する。
テキスト なし。参考文献は授業中に紹介する。
その他 努力をすればするほど、学習・研究に楽しみを感じられるようになる。
健闘を祈る。