南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
林  順子
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 日本経済史
授業概要  このゼミは、歴史のなかに、現代経済の成り立ちや問題を探ることを目的とする。
 現代社会は、先人たちの行動の積み重ねの上に成り立っている。現在の日本でも頻繁に取り上げられる、人口、環境、物流システム、情報化、物価などの諸問題は、近世に早くもその兆しが現れ始めた。
 中部経済について言えば、今の発展を支えているモノ作りの源流は、江戸時代にさかのぼることができるが、それはこの地域の地理的環境と尾張徳川家による経済政策、さらに当時の市井の商人たちの経営努力に因るものである。一方、現在のこの地域の不況の原因のひとつも、その歴史のなかにあるといってよいだろう。
 このゼミでは、論文の読解から始め、史料の読み方を学びつつ、日本経済史の全体的な流れをつかんでもらう。
学修目標 (1)論文や史料を読み、理解することに慣れる。
(2)日本経済史の概要をつかむ
授業計画 <春学期>
1.オリエンテーション
2.図書館見学
3〜15.テキスト輪読。
オリエンテーション時にグループ分けをし、各グループに資料を与えるので、
毎回1グループが発表し、その後、グループ外のメンバーが質疑応答を行う。
<秋学期>
1〜15.テキスト輪読
途中で1回、図書館見学をする予定
授業時間外の学習(準備学習など) (1)課題発表にあたったグループはその発表準備をすること。
(2)それ以外の人も、毎回、レジュメを提出すること
評価方法 発表や発言の内容60%、書評や修了論文25%、その他のゼミ活動(合宿、コンパの企画や参加など)15%
テキスト 使用しない。課題はプリントして配布する。これについてはオリエンテーションのときに紹介する。
その他