51801 西洋経済史A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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福澤 直樹 |
他の科目との関連 | 西洋経済史入門(経済史入門A)を履修しておくことが望ましい |
他学科履修 | 可 |
副題 | 産業化の進展と市場経済—福祉国家・冷戦体制・南北問題— |
授業概要 | 現代の産業社会の起源となる産業革命(産業化)を典型的に表出させた18・19世紀来の欧米の経済社会の展開の論理とその構造を明確にし、それが市場経済のあり方や国際経済に与えた影響を福祉国家、冷戦体制、南北問題などの諸局面を中心に学習していく。 |
学修目標 | 西洋の主要な工業国(英・仏・独・米)がそれぞれの社会経済的環境との連関においてどのように産業化をと
げ、それは国際経済的観点からどのような影響をもたらしたのかを知る。また産業化にともなう社会問題や国際経済問題のもと、どのような対応によって今日の
私たちの経済社会は存立し、どのような問題をまだなお抱えているかを理解する。 |
授業計画 | 1. 市場経済と社会 / 産業化社会における社会政策の意義 2. 産業革命後の経済社会の展開(イギリスを中心とした自由貿易体制) 3. イギリス産業革命への対応・各国の産業化〔1〕(フランス、ドイツ) 4. イギリス産業革命への対応・各国の産業化〔2〕(アメリカ) 5. 周辺工業国の展開と周辺従属地域の生成 6. 19世紀末大不況と各国経済社会の対応—福祉国家と帝国主義的緊張 7. 両大戦間期西洋の経済社会の構造と1930年代大不況 8. 第二次大戦後の西側社会における大衆消費社会の到来と高度経済成長 9. 社会主義体制の生成とその帰趨 10. 1970年代以降の低成長時代の到来と国際経済 11. 近現代市場経済の諸問題と国家介入〔1〕 12. 近現代市場経済の諸問題と国家介入〔2〕 13. 福祉国家の展開とその論理〔1〕 14. 福祉国家の展開とその論理〔2〕 15. まとめ—経済史の学習と社会経済認識について |
授業時間外の学習(準備学 習など) | 毎回、事前に指定された講義に該当するテキストの章をよく読んでくること。 |
評価方法 | 筆記試験が80%、授業参加度が20% |
テキスト | 金井/中西/福澤編『世界経済の歴史—グローバル経済史入門』名古屋大学出版会、2010年 |
その他 | 第一回目の講義の際にはシラバス(本ページだけの複写などでもよい)を必ず持参すること。 |