南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
岸 智子
他の科目との関連 労働経済学Aまたは労働経済学Bを履修していることが望ましい。
他学科履修 不可
副題
授業概要 授業は4部に分かれている。
第1部では、若年層の学校から職場への移行に関する現状について説明する。人々の職業資格や適職探しに関する誤解、フリーター問題および大卒者の早期離職の問題にも触れる。
第2部では、日本企業の人材育成の現状とその変化について概説する。企業での仕事の内容が経験を積むにしたがってどのように変化していくのかについて、事例研究を行う。
第3部では、人々の職業観の歴史的変遷を回顧し、先人たちに学ぶ。
第4部では、公認会計士の仕事や銀行業でのキャリア形成について、実務経験者の講演を聞く。
学修目標 1.日本企業の人事労務管理の現状とその変化について正しい知識をもつ。
2.自分とは異なる職業観・職業意識を理解する。
3.先人の体験談を聞き、自分の職業生活について考える。
授業計画 《はじめに》
1.学校で学ぶことと職業生活—人的資本理論の観点から
2.学校から職場への移行の現状(1)フリーター問題
3.学校から職場への移行の現状(2)大卒者の早期離職問題
《人事労務管理》
4.大学教育と企業の人材育成
5.日本企業の人事労務管理 (1)企業内での異動と経験の幅
6.日本企業の人事労務管理 (2)昇進・昇給のルール
7.日本企業の人事労務管理 (3)「成果主義的」賃金とは何か
《職業観》
8.現代人の職業観
9.18世紀清教徒の職業観 
10.1960年代の若年層の職業観
11.女性の職業観とキャリア形成
《キャリアの形成》
12.公的資格と社内資格
13.長期的なキャリア形成
14.仕事と家庭生活の調和(1)
15.仕事と家庭生活の調和(2)
16.期末試験
授業時間外の学習(準備学習など) ホームページ上に練習問題を掲載する。
評価方法 レポートが20%、期末試験が80%
テキスト プリントを配布する。
参考文献
佐藤博樹・藤村博之・八代充史『新しい人事労務管理 第3版』有斐閣アルマ
黒井千次『働くということ』講談社現代新書
小杉礼子『大学生の就職とキャリア』、勁草書房
その他