南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
岡部 桂史
他の科目との関連
他学科履修
副題 外国経営史
授業概要  経営史は企業発展のダイナミズムを歴史的な視点から学ぼうとする学問です。現代社会において,企業は経済活動の主体として決定的に重要な地位を占めています。歴史の大きな流れの中で,企業が直面した経営上の重要問題とは何か?,それを企業がどのように解決したのか?,そのプロセスを辿りつつ,現代に至るビジネスシステムの形成と発展を探っていきます。
 経営史Aでは、アメリカ・イギリスなどの欧米諸国の企業を歴史的に概観し,現代企業システムの成立と展開を解説します。
学修目標  「現在」は過去の活動の積み重ねと流れの上にもたらされた結果として存在しています。本講義の目標は,現代の企業社会が誰によってどのように築かれ,いかに進化してきたのかを振り返り,現代の社会・経済を正しく理解するための知識・教養を身につけることです。
授業計画 1.経営史とは何か?
2.産業革命と近代企業の成立
3.アメリカ的生産システム
4.垂直統合と経営階層組織
5.分権的事業部制と経営者企業−経営戦略と組織−
6.ヨーロッパの現代企業
7.ビッグ・ビジネスの成立(1)
8.ビッグ・ビジネスの成立(2)
9.経営理念の国際比較
10.中小企業とクラフト・システム
11.技術革新と企業
12.金融センターの盛衰
13.後発国(発展途上国)の工業化
14.経営史と企業家史
15.経営史学のフロンティア
授業時間外の学習(準備学習など)  事前に授業計画を参考に参考文献の該当部分を一読しておけば,理解がさらに深まります。また,歴史の大きな流れや知識に不安のある学生は,高等学校レベルの世界史・日本史の教科書・参考書に目を通し
ておくことを勧めます。
評価方法 定期試験(100%)
テキスト 初回講義にて指示。
その他 <参考文献>
 安部悦生『経営史』第2版,日経文庫,2010年。
 武田晴人他『ビジネスの歴史』有斐閣,2004年。
<参考URL>
 http://www.asahi-net.or.jp/%7Edz4k-okb/