南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	通年
単位	４	年次	2
担当者	高橋　広次

他の科目との関連
他学科履修	不可
副題	現代の社会問題における法的争点
授業概要	現代の法分野の中でも、とりわけ解決に緊急を要する主要な社会上、国制上の課題を、具体的事例や判例に即し、その基本的法原理に遡って検討する。その前提として、法秩序を構成する基本的トポスのいくつかを知り、その一つ一つを討論しながら、そこに異なる価値観を背景に相対立する視点が交差することを理解する。履修者はその関心に応じて以下の授業計画に示すテーマの中からいずれかを選び、その調査結果をレジュメにまとめて報告を重ね、最終的には学期末ごとにレポートにまとめて提出する。
学修目標	法律を学ぶ立場から、現実で焦眉の急となっている社会問題に潜む争点をとりわけ法的視角から捉え直して、整理する能力を養い、もって社会問題に積極的に関わる意欲を高めることを目標にする。
授業計画	１．春学期テーマ全体のポイントの説明２．テーマ選択と報告者の分担決定３．４．永久平和主義と国際協調主義５．６．領土問題と法の支配７．８．統治機構・制度の改革問題９．10．地方分権と都市・地方格差問題 11．12．マイノリティ保護あるいは多文化主義運動 13．14．自然保護のための法規制 15．春学期のまとめ 16．秋学期テーマ全体のポイントの説明 17．テーマ選択と報告者分担決定 18．19．政教分離問題について 20．21．婚姻と家族について 22．23．少子高齢社会の諸問題 24．25．パターナリズムと自己決定権 26．27．情報の保護と公開について 28．29．生命倫理と法規制 30．秋学期のまとめ
授業時間外の学習（準備学習など）	各自選択したテーマに即応した文献を指示するので、報告前に読んでおくこと。
評価方法	平素の演習への取り組みの姿勢（出席日数、演習での発言内容、報告準備の周到さ）50％、学期ごとのレポート査定50％、に基づき評価する。
テキスト	履修者が担当するテーマについては個別的に相談に乗り、それに関する主要文献を指示し、また必要資料の複写を配布する。
その他	特になし