81211 民事訴訟法A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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渡邉 泰子 |
他の科目との関連 | 民事訴訟法B |
他学科履修 | 可 |
副題 | 訴訟手続の流れ(1)訴えの提起から審理まで |
授業概要 | 私人間の生活関係(経済生活・家族生活)から紛争が生じたとき、民法や商法などの実体私法は、それを解決するための規範として役立ちます。民事訴訟とは、私人間の紛争を、実体私法を用いて強制的に処理する制度あり、その民事訴訟制度および手続を規律するのが民事訴訟法です。本講義では、民事訴訟手続の基本構造と民事訴訟法の基礎理論について、近時の判例や学説なども紹介しながら説明します。 なお、この民事訴訟法Aと秋学期に開講される民事訴訟法Bは対になっており、民事訴訟法Aの内容に連続する形で民事訴訟法Bの講義を行います。A・B両方を履修することにより、民事訴訟手続の一連の流れについての理解が深まると思われます。したがって、民事訴訟法Aを履修する際には、合わせて民事訴訟法Bも履修するようにしてください。 |
学修目標 | 民事訴訟手続の基本構造や民事訴訟法の専門用語を理解し、体系的な知識を身につけること。 |
授業計画 | 項目・順序は変動することがあります。 1.ガイダンス、民事訴訟とは何か 2.裁判所と管轄 3.当事者の意義 4.当事者能力、訴訟能力 5.訴訟上の代理 6.訴訟手続の中断・中止 7.提訴前の資料収集 8.訴えの提起の方式 9.訴訟物 10.訴え提起の効果 11.訴訟要件1(訴えの利益) 12.訴訟要件2(当事者適格) 13.審理の枠組み1(弁論主義) 14.審理の枠組み2(釈明権) 15.口頭弁論の実施と訴訟行為 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 事前の準備として、授業計画記載の各テーマについて参考書等を通読しておくこと。授業後には、レジュメの内容やノートを整理して論点を把握すること。 |
評価方法 | 学期末定期試験(100%) |
テキスト | 上原敏夫・池田辰夫・山本和彦『民事訴訟法(第6版)』(有斐閣Sシリーズ) その他、参考文献をいくつか第一回講義時に紹介する。なお、授業には六法を必ず持参すること。 |
その他 | 受講者に民法・商法等の実体法に関する基礎知識があることを前提として講義を進めます。 |