南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
山田 哲也
他の科目との関連 国際法総論A・B、国際法各論A・B、国際機構論
他学科履修
副題 国際組織を巡る国際法学的考察
授業概要  この講義では、国際政治における国際組織(国際機構)の役割を歴史的な観点から捉え、今日の国際連合(国連)の役割について考える。
学修目標 (1)国際組織の登場と発展の歴史的経緯を理解すること。
(2)国連が直面する今日的な課題について理解すること。
授業計画 1.イントロダクション:国際政治史の中の国際組織
2.国際組織とはなにか:国際組織の定義と類型化
3.国際組織の発展史(1):戦争の防止・平和の確保へ向けて
4.国際組織の発展史(2):行政的な国際協力
5.第一次世界大戦の影響と国際連盟の設立
6.国際連盟の失敗
7.第二次世界大戦と国連設立
8.冷戦期の国連(1):米ソ対立と集団安全保障
9.冷戦期の国連(2):植民地独立と国連の変容
10.冷戦期の国連(3):人権・開発・環境
11.冷戦後の国連とその課題(1):平和維持から平和構築へ
12.冷戦後の国連とその課題(2):開発援助から貧困削減へ
13.国際秩序と国際組織
14.国際組織と国際政治学・国際法
15.まとめ:国際組織論の課題
授業時間外の学習(準備学習など) 予め参考図書の該当頁や、配布資料に目を通すこと。
評価方法 期末試験の成績のみで評価する。
テキスト 香西茂・安藤仁介『国際機構条約・資料集〔第2版〕』(東信堂、2002年)、佐藤哲夫『国際組織法』(有斐閣、2005年)と最上敏樹『国際機構論〔第2版〕』(東京大学出版会、2006年)を主たる参考書とする(講義の際は詳細なレジュメおよび資料を配布する)。
その他