南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
副田 隆重
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 民法の重要論点の研究
授業概要  民法の分野のうち二年生までに履修の機会があり、単位取得した者も多いであろう総則、物権、契約、不法行為および家族法の領域における重要論点あるいは重要な裁判例を検討する。それとは別に、課題問題による各人のメモ作成、グループでの討議・発表を併用する。
 前者については、財産法および家族法におけるテーマや重要判例に関して、判例・学説の状況を踏まえて解釈論を学習する。後者については、事前にあるいは当日示される設問について、各人のメモ、数人のグループで解答案を作成し、発表して質疑応答を行なう。
学修目標  民法の基本的なしくみを理解し、基本的な事項や裁判例についての知識・理解を確認し、論理的な思考力、分析力、表現力を高める。
授業計画  授業概要に述べたように、(1)民法の分野における個別問題の検討を中心としつつ、適宜のインターバルで、(2)の練習問題についてのグループでの討議を織り込む。個別問題として取り上げる論点・裁判例の詳細は開講時に示すが、以下のテーマを含む。
 ・サブリース契約と賃料減額請求(最判平成15年10月21日民集57-9-1213)
 ・暴力団組長の使用者責任(最判平成16年11月12日民集58-8-2078)
 ・内縁の解消と財産分与(最判平成12年3月10日民集54-3-1040)
 ・遺留分に関する諸判決
【授業進行の予定】
1.  ガイダンス、課題に対する担当者の決定(春学期分)
2.  練習問題            3.〜6.総則・物権法上の論点
7.8.練習問題            9.〜13.契約法上の論点
14.  春学期分の小括         15.   秋学期予定表、担当者の決定
16.  練習問題            17.〜20.不法行為法上の論点
21.22.練習問題            23.〜26.家族法、その他の論点
27.28.練習問題            29.30. まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 配布ないし指示された教材につき、全員が充分予習をして授業に臨むこと。
評価方法  授業中の取組みにおける態度が30%、レポートが70%
テキスト とくに用いない。
その他