南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
角田 篤泰
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 情報通信関連の法令に関連する特徴的な事例の中で、他の法律科目で扱われない事象を中心に講義を行う。特に技術的な理解を必要とする問題について解説を行うとともに、実習や課題演習を通じて理解を深めてもらう。さらに、法律と情報の本質に対する理解を深めるために、言語や情報の基礎的なトピックスも扱う。
学修目標 主な情報通信関連の法令の概要理解と、それら法令に関連する法律問題を理解するために必要な情報処理の基礎知識を習得する。
授業計画 1.オリエンテーション(シラバスシステムの登録、利用方法、講義概要説明)
2.基本概念と原理(コミュニケーション、言語、情報等の概念)
3.基本概念と原理(デジタル・データ)
4.法的な論点の傾向と本質(コピー可能性、解釈の多様性、表現と意味の齟齬)
5.標準化とルール
6.インターネットのしくみ
7.コンピュータの原理と知的財産権
8.不正アクセス(不正アクセス禁止法と不正アクセスのしくみ)
9.ホームページの著作権
10.Webサーバ実習
11.ネット犯罪
12.ネット詐欺(フィッシングやワンクリ詐欺の手口と法的問題)
13.ネット犯罪捜査
14.電子署名
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回の講義で出題される課題のうち、授業時間内に解答できなかったものは、全て授業時間外の課題となる。また、授業中の実習で上手くできなかった作業についても各自で復習(練習)し、技能習得や動作確認を必ず行っておかなければならない。
評価方法 総合評価による。配分は授業参加度が60%、毎回の課題レポートが20%、最終課題レポートが20%とする。さらに、12回以上の出席、全課題数の90%以上のレポート提出、および最終課題レポートの提出は、成績評価のための最低要件とする。したがって、これらの要件の1つでも欠ける場合には、単位は認定されない。
テキスト 特に指定しない。
その他 ・第1回講義の欠席者の履修は許可しない。いかなる事情による例外も認めない。
・実習形式の授業を行うため、欠席した場合のフォローはできない。その分については自己責任とする。なお、欠席した回のレポートも必ず提出しなければならない。
・本講義はパソコン・リテラシの講義ではない。そのため、受講生は、基本的なワープロ操作やファイル・フォルダの操作ができることを履修条件とする。授業中にこれらの操作については指導しない。