南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	春学期
単位	２	年次	3・4
担当者	佐藤　勤

他の科目との関連
他学科履修	可
副題
授業概要	近年、企業を取り巻く環境は、規制緩和・自由化、国際化・グローバル化、そして情報化・IT化のめざましい進展によって大きく変化している。このような環境の変化とともに、会社法や金融商品取引法の制定による資本市場法制の改革に象徴されるように、わが国の企業法制自体が「事前規制型」の制度から「事後チェック型」の制度へと移行しつつある。そのため、多くの企業では法務部に代表される法務部門の強化が、経営戦略の重要な柱となってきている。　また、実際の企業活動は、多くの法律問題が複雑に関連することから、これらの法律問題を解決するには、弁護士などの法律の専門家だけではなく、企業業務・実務に精通した、企業の法務部門の担当者が重要な機能・役割を果たしている。　本講義では、現代の企業活動において重要な位置付けを占めている企業法務の概略を講義するとともに、今日の企業法務の活動のうち、重要なテーマを選び、概説する。　なお、国内の企業活動に関する問題を中心に講義を進めるが、必要の都度、国際法務に関わる問題にも適宜触れていく。
学修目標	日本経済新聞などで公表される企業関連の記事を見て、その法律問題を理解できる程度の企業関連の重要な法律の基礎知識の理解を図ることを目標とする。
授業計画	１．企業法務の概念２．企業法務の方法・視点３．企業法務の組織・具体的活動（１）４．企業法務の組織・具体的活動（２）５．リスク管理・コンプライアンス・内部統制（１）６．リスク管理・コンプライアンス・内部統制（２）７．企業形態とガバナンス８．株主総会（１）９．株主総会（２） 10．株主総会関連の犯罪 11．資金調達に関する法務（１）・・・種類（直接金融・間接金融） 12．資金調達に関する法務（２）・・・株式 13．資金調達に関する法務（３）・・・社債 14．インサイダー取引（１） 15．インサイダー取引（２）
授業時間外の学習（準備学習など）	事前に資料を配布するので、【授業計画】を参照して、その該当部分を予習しておくこと。
評価方法	定期試験の結果に基づき評価を行う。
テキスト	適宜、資料を配付する。
その他