81501 法学演習A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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4 |
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唐津 博 |
他の科目との関連 | 労働法A、労働法B |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
授業概要 | 民間企業や官庁等で働く諸君が、職場において身に付けておくべき労働法ルールを取り上げて、その内容と法的なチェックポイントについて、実践的な観点から検討を加える。大学卒業をひかえた段階で、実際に「社会人」として働くことを想定して、具体的な事案について演習参加者による討論を行い、それを通じて、「働く」ことについての法ルールを確認・理解する。 |
学修目標 | 実社会において「社会人」として弁えておくべき、または法学部卒業生として備えておくべき、職場における労働法ルールの基本的知識、考え方を習得する。 |
授業計画 | 労働関係の成立プロセス(募集、採用、試用)から、その具体的な展開プロセス(配転、出向等の人事異動、査定・人事考課等)、そしてその終了プロセス(退職、定年、解雇等)の、それぞれのプロセスに関する人事実務を踏まえて、下記の事項に係る労働法ルール(制定法、判例法および学説)を取り上げて議論する。 1.採用内定・試用と労働契約 2.労働時間制度 3.賃金制度 4.職場規律・懲戒と就業規則 5.人事異動(配転、出向等) 6.人事考課(昇進・降職、昇格・降格) 7.多用な雇用形態(パートタイム労働、派遣労働等)と権利保障 8.労働災害補償制度 9.労働組合・組合活動 10.不当労働行為制度(1) 11.不当労働行為制度(2) 12.職場における差別と平等(1) 13.職場における差別と平等(2) 14.解雇・退職(1) 15.解雇・退職(2) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 事前に配布する資料について参考書を活用して予習をしておくこと。 |
評価方法 | レポート(50%)、授業中の発言内容(50%)。 |
テキスト | 討論の素材(事案)については、適宜、印刷配布する。なお、労働法A,労働法Bのテキストである浜村彰・唐津博・青野覚・奥田香子『ベーシック労働法(第3版)』(有斐閣、2008年)を参考書とする。 |
その他 |