南山大学

 

科目コード

科 目 名

指定

期 間

単位

年次

担 当 者

85901

教育原論

選択

春学期

五島 敦子

【副 題】

教育の歴史と思想から現代の教育問題まで幅広く学ぶ

【授業概要】

社会の変化にともなって学校教育がどのように変化し、いかなる役割を果たしてきたかを理解するために、教育の歴史と思想を学ぶ。「学ぶ側」と「教える側」の双方から学校教育の意義と課題を考え、ひとりひとりが現代的な教育問題に迫ることがねらいである。

【学修目標】

教育に関する基本的な概念と思想を比較対照しながら、共通点と相違点を考える

戦後日本の教育の歴史を学び、社会的要請に応じた学校教育の変化と教育問題を理解する

現代日本の教育改革の現状と課題を学び、これからの教育のあり方を問い直す

【授業計画】

1.教育とは何か

2.教育の本質(1)注入主義 ソフィスト〜本質主義

3.教育の本質(2)開発主義 ソクラテス〜進歩主義

4.戦後日本の教育課題(1)戦前から戦後へ

5.戦後日本の教育課題(2)高度経済成長と教育爆発

6.戦後日本の教育課題(3)落ちこぼれと校内暴力

7.戦後日本の教育課題(4)いじめと不登校の発生

8.国際競争と教育改革の展開(1)新しい学力観と臨時教育審議会

9.国際競争と教育改革の展開(2)バブル崩壊後の教育と社会

10.国際競争と教育改革の展開(3)「普通の子」の事件・学級崩壊

11.ゆとり教育の終焉(1)低学力問題

12.ゆとり教育の終焉(2)生きる力と確かな学力

13.ゆとり教育の終焉(3)急進的な教育改革

14.国際的視野からみた日本の学校

15.教育改革のゆくえ

16.定期試験

【授業時間外の学習(準備学習等)】

教科書を活用して、講義の予習・復習を行なう

配布資料、小論文課題、予習・復習の成果などを整理する

【評価方法】

定期試験70%、課題20%、授業・ディスカッションへの参加状況10

【テキスト】

五島敦子・関口知子編著『未来をつくる教育ESD』明石書店、2010年。

【そ の 他】

履修カルテを活用して、教職課程の修得状況や理解度、弱点を把握し、計画的に学習をすすめること

教職ガイダンスに出席すること