南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
DUNPHY Walter
講義題目 古代キリスト教人間論。
開講キャンパス
授業概要  ラテン教会におけるキリスト教思想は五世紀の初頭、大いに発展した。ヒエロニムス、アウグスチヌス、及びその他の著作家たちから選ばれたテキストを用いながら、この研究では、その当時の西方教会における思想の主な流れを分析する。その際、特に、ペラギアニズムの発展に言及しつつ、その分析を遂行する。
学修目標  ユダヤ教における世界観とギリシャ哲学における人間観との交流の結果としてキリスト教が持っている「ひと」という概念を説明する。
授業計画 1−2回:聖書(旧・新約)における人間観。
3回:LXX約とヘレニズム。
4−5回:初期キリスト教とギリシャ哲学。
6−8回:オリゲネズの思想。
9回:アリウス主義。
10−11回:自由意志の問題−ペラギウス主義。
12回:ルフィヌスの翻訳について。
13回:ヒエロニムス。
14−15回:アウグスティヌス。
授業時間外の学習(準備学習など) 古代教会の歴史を復習しておくこと。
評価方法 授業参加度(50%)とレポート(50%)による評価をする。
テキスト アウグスティヌス著作集29“罪の報いと赦し”(PP9〜183)、教文館、1999年
その他 参考文献、山田望「キリストの模範」教文館、1997年