南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
1・2
担当者
石田 裕久
講義題目
開講キャンパス
授業概要 人の主体的な学びを支えるシステムとはいかなるものか、「教える」ことはそれにどのように関わるのかという、教えることと学ぶことのダイナミックな関係について理解を深めるために、教授=学習過程に関する心理学理論や心理学研究の知見を紹介するとともに、学習活動の実践例を取り上げて議論する。
具体的には、動機づけのはたらき、理解することの意味、多様な学びのあり方、集団における社会的相互依存関係について解説するとともに、「協同」にもとづく授業をグループで計画し、その授業案の発表・討論を行う。
学修目標 教授学習の理論をふまえた「協同」にもとづく総合的な学習の設計方法を学ぶとともに、テーマに応じた授業案を作成・発表する。
授業計画 1〜2 知識の獲得や理解の過程に関する認知理論や学びの成立に重要な役割を果たす課題状況や集団に関する心理学理論について紹介・討論を行う。
3〜4 「わかる」「理解する」ことの意味を踏まえて、主体的な学習のあり方を考え、効果的な学習指導を立案する際の要点や評価の観点について議論する。
5〜6 学習に対する動機づけについて、これまでの動機づけ理論を参照しながら、学習者の観点からその意味するものについて考察する。
7〜8 互恵的相互依存関係にある集団事態での授業の組み立てについて、さまざまな事例をもとに、効果的な学習のあり方を検討する。
9〜10 学習を効果的に進めるための集団におけるコミュニケーション技能や学習目標達成のための社会的技能の習得、その評価方法について討論する。
11〜12 協同的な学びにもとづく総合学習の指導案をグループごとに作成する。
13〜15 グループごとの指導案を発表し、全体で討論する。
授業時間外の学習(準備学習など) 授業開始時に指示する内容にしたがって、テキスト・参考文献の対応する部分をあらかじめ読んでおくこと。
評価方法 授業時における発表(50%)ならびにレポートの成績(50%)によって評価する。
テキスト テキスト・参考文献は、授業開始時に配布もしくは指示する。
その他 本科目は夏期に土・日の週末に集中で実施する。日程は集中講義日程表等で確認すること。