92326 ファシリテーション研究 (グループ・レベル)
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選 |
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夏期前後 |
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2 |
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1・2 |
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中村 和彦 松瀬 理保 |
講義題目 | グループプロセスに焦点を当てたファシリテーション |
開講キャンパス | |
授業概要 | 人と人との間に起こるプロセスは、主に取り扱うシステムのレベルによって、(1)個人内プロセス(パーソナル・レベル;自己への気づき)、(2)対人間プロセス、(3)グループプロセス、(4)グループ間プロセス、(5)組織内プロセス、などに大別できる。本科目では、(3)グループプロセスに主に焦点を当て、グループやチーム、学級やミーティング場面などのグループに対する働きかけについて焦点を当てていく。すなわち、グループの効果性を高め、グループメンバーの関係性を深めるための働きかけについて、理論学習と体験学習を交えながら理解を深めていく。なお、グループとしては、ミーティングやワークショップなどの課題がある場面を想定し、ともに学び、ともに成長する関係作りをめざしたファシリテーションについて探求していく。 |
学修目標 | 本科目では、以下の学習目標について、理論学習と体験学習を通して取り組む。なお2011年度は、ポジティブ・アプローチとしてのAI(Appreciative Inquiry)を取り上げ、グループや組織に働きかける際の理念と方法を学ぶ。 1.グループ・レベルに働きかけるファシリテーションの理念と方法について理解を深める。 2.各自の現場でのファシリテーションにそれらを活かす可能性をさぐる。 |
授業計画 | 1. グループのファシリテーションとは?さまざまなアプローチを理解する 2〜7.AIのプロセスを体験する 8〜9.AIの背景にある理論(ポジティブ心理学・感情学)、原理原則について理解する 10〜11.国内外での導入事例をヒントに応用のイメージを探る 12〜15.各自の現場での実践にむけ相互支援をする |
授業時間外の学習(準備学習など) | AIの概要について、授業開始前にWeb等で調べておくこと。 |
評価方法 | 授業への参加度(50%)、レポート(50%)によって評価を行う。 |
テキスト | 授業中にプリントを配布する。 |
その他 | 本科目は週末(土日)を利用した集中形式で実施する。 授業日は、教務課Webページの集中講義科目一覧または教育ファシリテーション専攻のWebで確認すること。 参考文献は以下の通りである。 デイビッド・クーパーライダー(著)「AI〜最高の瞬間を引き出す組織開発」(PHPエディターズグループ) バーバラ・フレデリクソン(著)「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」(日本実業出版社) ダイアナ・ホイットニー(著)「ポジティブ・チェンジ—主体性と組織力を高めるAI—」ヒューマンバリュー社 |