南山大学

 
指定
期間
秋期隔週
単位
年次
1・2
担当者
楠本 和彦
講義題目
開講キャンパス
授業概要  不登校やいじめなど、学校場面における児童・生徒の心理的問題、うつなど成人の心理的問題は現在、増えていく傾向にあり、心理的問題に対する理解、対応方法が求められている。また、心理的に健康な児童・生徒や成人がさらなる自己成長、自己実現を志向し、それを実現することも現代的価値としての意義は大きい。
 カウンセリング・コンサルテーションは上記のような心理的な問題解決という心理治療的な側面と、自己成長、自己実現という予防的・開発的側面、両方に寄与できる可能性をもっている。本科目では、教育ファシリテーション能力の一部である、カウンセリング・コンサルテーションに関する理解と実践能力の向上をねらいとする。
学修目標 カウンセリング・コンサルテーションの基本知識を理解するとともに、カウンセリング・コンサルテーションの方法論や実際場面での対応可能性について、講義および実践例の検討によって理解を深める。さらにコミュニケーション実習を通して、カウンセリング・コンサルテーションのスキルや対話の中で生じているプロセスに気づく感受性の養成を行なう。
授業計画 第1回    授業の導入
第2回    学校カウンセリング・コンサルテーション概論
第3回    カウンセリング
第4〜5回  コンサルテーション・コーディネーション
第6回    学校カウンセリング・コンサルテーションの実践上の諸問題
第7回〜14回 カウンセリング実践に関わるテーマ研究(カウンセリング実践例の報告・検討、ワークショップなどを受講生が主体となって行う)
第15回    まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの講読
テーマ研究発表用資料を作成する。
評価方法 授業参加度40%、発表30%、レポート30%により評価する。
テキスト 石隈利紀『学校心理学—教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス』誠信書房
その他