92418 異文化コミュニケーション論
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選 |
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夏期後半 |
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2 |
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1・2 |
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高井 次郎 |
講義題目 | 異文化コミュニケーション教育−理論と実践 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 語学教室において、単に語学を教えるだけではなく、異文化コミュニケーションに必要なスキルや認識を教授することが望まれるのは言うまでもない。こうした「異文化受容教育」の中には、多様性トレーニング(diversity training)、文化的感受性トレーニング(cultural sensitivity training)などあるが、本演習では異文化コミュニケーション・トレーニング(intercultural training)についての実習的な授業を試みる。トレーニングの歴史的背景、理論的構成、教育方法、倫理的配慮、評価法など、その理論と実践について学ぶ。参加者が相互にトレーナー、トレーニーの役を演じ、経験的に異文化コミュニケーション・トレーニングのデザインや実施要領を学び、教室現場においての応用の可能性を探る。なお、本演習は運営上最低の人数が必要なため、もし受講者がその人数に満たない場合、内容を変更することがある。 |
学修目標 | この授業を履修することにより、異文化コミュニケーション・トレーニングを実施するための基本的な知識とスキルを獲得し、さらにその教育効果の評価法とその分析にも精通する。特に、語学教師として、単なる言語の教育ではなく、文化についての教育にも実践したい履修者には、授業運営やカリキュラム内容について、いくつかの示唆を与えることを目指す。 |
授業計画 | 1.異文化コミュニケーション・トレーニング(ICT)の歴史的背景 2.ICTの学習方法の原則と学習理論 3.ICTプログラムの基礎をなる異文化接触にかかわる諸理論 4.ICTの導入と準備 5.認知学習方法:Culture assimilator 6.認知学習方法:Critical incidents 7.認知学習方法:集団討議 8.経験学習方法:デブリーフィング法 9.経験学習法:ロールプレイ(1) 10.経験学習法:ロールプレイ(2) 11.経験学習法:シミュレーション(1) 12.経験学習法:シミュレーション(2) 13.ICTプログラムの評価法 14.フィールド実験デザインと効果の検定 15.ICTの倫理的配慮 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 実習的な性格から、履修生が積極的に参加することが必要で、異文化トレーニングのセッションの実施のために、事前に十分な準備を行っていただく必要があります |
評価方法 | 成績評価は授業参加・貢献20%、発表60%およびレポート20%とします。 |
テキスト | 教科書は指定せず、適宜論文のコピーや著書の一部を配布します |
その他 |