92424 日本語教育研究B
|
選 |
|
夏期前半 |
|
2 |
|
1・2 |
|
清水 崇文 |
講義題目 | 中間言語語用論 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 中間言語語用論は、非母語話者(学習者)の第二言語における語用論的知識の使用と習得を研究対象とする、応用言語学の新しい学際的分野の一つです。本講座では、中間言語語用論研究のこれまでの歩みを概観し、その成果と今後の課題を整理します。また、この分野の研究成果を日本語教育、英語教育などに応用する術を履修生とともに考えてみたいと思います。 |
学修目標 | ・学習者の語用論的能力を調査する実証研究の方法やその成果を学ぶ。 ・中間言語の語用論的側面の特徴や習得過程についての理解を深める。 ・研究成果の言語教育への応用可能性について考察する。 |
授業計画 | 1.オリエンテーション 2.中間言語語用論を学ぶための基礎知識(1):語用論的能力、語用論の諸理論 3.中間言語語用論を学ぶための基礎知識(2):研究方法 4.異文化間語用論 5.語用論的知識の使用(1):語用論的特徴の理解 6.語用論的知識の使用(2):発話行為の産出 7.語用論的知識の使用(3):発話行為の産出 8.語用論的転移 9.語用論的能力の習得(1):理解・産出能力の習得 10.語用論的能力の習得(2):学習環境の影響 11.語用論的能力の習得(3):指導の効果 12.言語教育への応用 13〜15.最新の研究論文を読む(履修生がディスカッション・リーダーを務める) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 履修生は教科書及び課題の論文を予め読んでおき、質問箇所をまとめてくる。ディスカッション・リーダーを務める履修生は、担当する論文の概要をまとめたハンドアウトを用意してくる。 |
評価方法 | レポート(100%) |
テキスト | 清水崇文(2009)『中間言語語用論概論:第二言語学習者の語用論的能力の使用・習得・教育』スリーエーネットワーク プリント(論文) |
その他 |