南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1
担当者
渡邉 学
講義題目 宗教学
開講キャンパス
授業概要  それぞれの研究領域の歴史と現在の主要な研究テーマを概観する。また、それぞれの領域の研究が、人間、文化、思想の総合的研究の中にどのように位置付けられるかを考える。教材は、古典的研究から最近の重要な論文まで幅広く取り上げ、受講者が、研究者として論文や著書を批判的かつ発展的に検討する力をつけるように指導する。
 宗教学領域における研究指導を行なう。宗教学のさまざまな理論を概観した上で、具体的な研究課題に対応するため、どのような理論的な枠組みと研究方法が妥当性をもっているかについて具体的に検討する。また、宗教学の分野の発展に寄与しうる研究者の育成を目的として研究史の検討と関連領域との相互連関について研究を遂行する。
学修目標  受講生は、学期の早い段階で投稿や発表のための論文のドラフトを完成することが期待され、それをゼミで精査して、学会発表や投稿にいたることが期待されている。
授業計画 1.神学の歴史と今日の主要な研究テーマ
2.哲学の歴史と今日の主要な研究テーマ
3.宗教学の歴史と今日の主要な研究テーマ
4.人間、文化、思想の総合的な研究におけるそれぞれの研究領域の位置づけ
5.アニミズム
6.プレアニミズム
7.原始一神教
8.理気二元論
9.多神教
10.一神教
11.民族宗教
12.創唱宗教
13.伝統宗教
14.新宗教
15.宗教学の課題
授業時間外の学習(準備学習など) 1 講義の前準備として宗教学関係の書籍をあらかじめ読んでおくこと。
2 配付資料や教科書の当該個所をあらかじめ予習しておくこと。
評価方法 ゼミへの積極的参加(10%)、個人研究の発表(20%)とレポートの提出(70%)によって評価を行う。
テキスト 沢田昭夫『論文の書き方』(講談社学術文庫)
その他、適宜配布する。
その他 実際に学会に参加して口頭発表の実際を学び、自分でも発表を行うこと、また、学術誌の論文を読んで学ぶとともに学術論文を書いて投稿することが期待される。