93146 国際地域文化課題演習I(歴史と社会)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1 |
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川島 正樹 安原 毅 |
講義題目 | 南北アメリカ・環太平洋圏における奴隷制とその歴史的影響に関する国際比較を軸とした近現代史再考の試み |
開講キャンパス | |
授業概要 | 「歴史と社会」に関する特定課題演習分野においては、異文化間ならびに異民族・人種間の相互理解と強制に基づく国際社会のあり方を探求するために、主として歴史学と開発学の学問領域を念頭に置きながら、「エスニシティー」、「人種」、「貧困と開発」をキーワードに、各領域に閉ざされることのない領域横断的な視座を含めながら、「歴史と社会」に関する理論的枠組みを探究する。 |
学修目標 | 最終的には「近代」の歴史的総体の根本的再考を試みる視座の確立を目指す。 |
授業計画 | アメリカ合衆国史とラテンアメリカ開発経済を専門領域とする2名の担当教員のコラボレーションによって、次のような要領で授業を展開する。それぞれの担当者は7および8回ずつ授業を担当する。なおゲスト・スピーカーによる特別講義も計画している。 (川島担当部分) 1.はじめに 2−3.英領北部米13植民地の成立と奴隷制 4−5.アメリカ合衆国の独立と奴隷制の残存 6−7.南北戦争と奴隷制の廃止 (安原担当部分) 8.はじめに 9−10.「開発」学の視座:開発経済学、開発社会学 11−14.「貧困」問題の捉え方 1)貧困概念の論点 2)農村貧困:農地改革、マイクロクレジット 3)都市貧困:インフォーマルセクター、公的支援 4)人間開発、人間の安全保障 15.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業時に輪番で発表する担当部分に関して、しっかりと準備学習し、まとめのハンドアウト等も作成し、授業時に配布できるようにしておくこと。 |
評価方法 | 授業参加度が50%、発表・レポートが50%。 単元ごとのアサインメントを中心とする平常点および学期末の授業の「まとめレポート」による。 |
テキスト | 川島正樹編『アメリカニズムと「人種」』(名古屋大学出版会、2005年)。 絵所秀紀、穂坂光彦、野上裕生(編)(2004)『シリーズ国際開発第1巻 貧困と開発』日本評論社 大坪滋、木村宏恒、伊東早苗(編)(2009)『国際開発学入門 開発学の学際的構築』勁草書房 |
その他 |