南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
1〜
担当者
花井 敏
講義題目 マクロ経済学
開講キャンパス
授業概要 マクロ経済学が新古典派経済学一辺倒になった結果失われたものは、有効需要が経済に果たす決定的に重要な役割である。それは、現実に生起している景気循環や経済成長などさまざまな経済現象が需要不足や需要増大に起因するということである。
本演習では、有効需要の役割をエクスプリシットに導入したモデルを学ぶとともに、新古典派経済学の非現実性を学ぶことにする。
学修目標 マクロ経済の変動過程を理解する上で、総需要の変動が決定的に重要であることを認識し、景気循環や経済成長、産業構造変化と経済成長との関係、経済成長に果たす消費のイノベーションの重要性などについて学修する。
授業計画 1.  イントロダクション
2.  なぜマクロ経済にとって総需要が重要なのか
3〜10.総需要を重視したマクロ経済モデル
11〜19.新古典派の経済動学モデル
20〜27.新しいマクロ経済学
28〜30.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの該当ページを事前に読んでおく。
評価方法 クラスでのディスカッション30%、小テスト30%、レポート40%
テキスト 吉川 洋『現代マクロ経済学』創文社、2000年。
その他 学部レベルの経済学全般(特に計量経済学)を履修した受講者が望ましい。