【科目コード】97511
【科目名称】会計と経営
【担当者】斎藤 孝一
【単位数】2 【配当年次】1 【開講期】春学期
|
【授業概要】
有価証券報告書の「第1 企業の概要」の「1 主要な経営指標等の推移」には、売上高や各種利益の他に自己資本比率や自己資本利益率などの財務比率が示されています。また、「第2
事業の状況」の「1 業績等の概要」には売上高営業利益率が7.9%から10.8%になったなどと書かれています。また、「製造原価明細書」には、標準原価に基づく組別工程別総合原価計算を採用していますなどと書かれています。これらはいったい何を示すのでしょうか。本講義はこのような企業内容を示している会計数値が何を示しているのかを学習します。学生は企業を選択してレポートを作成します。
【到達目標】
財務諸表が理解でき、経営指標を作成できるようになること。
【授業計画】
1.〜2. 企業経営と有価証券報告書
3.〜4. 財務データの見方 貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書
5. 財務データの見方 連結財務諸表
6.〜10. 財務比率分析 収益性分析・効率性分析・安全性分析・成長性分析(レポートのための分析対象企業の選択)
11.〜13. 原価計算の基礎 原価概念・原価計算の構造と種類
14. 製造原価明細書
15. 直接原価計算と損益計算書
【授業時間外の学習(準備学習など)】
参考文献を読んでおくこと。
【評価方法】
授業参加度(10%)レポート(30%)期末試験(60%)によって評価します。
【テキスト】
適宜指示します。
【参考文献】
西山茂『企業分析シナリオ』東洋経済出版社
國貞克則『財務3表一体理解法』朝日新書
上埜進 他『原価計算の基礎』税務経理協会