【科目コード】97751
【科目名称】デシジョン・サイエンス
【担当者】澤木 勝茂
【単位数】2 【配当年次】1・2 【開講期】春学期
|
【授業概要】
不確実性の下での合理的な意思決定の手法とモデルを平易に紹介する。不確実性という視点を導入すると、取り扱いうる問題領域とその分析成果は飛躍的に増大する。本科目は、目的を達成するために置かれる価値の基準と環境不確実性及び将来リスクの評価に焦点をあてる。そして、これらの視点を取り入れた合理的意思決定の基本概念とその方法について教育研究する。
【到達目標】
不確実性下での企業の意思決定の重要性の理解と数量的モデルによる分析ツールを身に着けることを目標とする。
【授業計画】
不確実性下での意思決定の考え方
1. 意思決定過程の構造と決定基準(期待値による基準とその応用)
2. 情報と意思決定(確率を利用した意思決定再論)
3. 種々の基準の下での意思決定
4. 効用関数による分析(保険モデル)
5. 効用関数による分析(リスク分担)
6. 演習
7. リスク分担と意思決定
8. デシジョン・ツリー(べーズ戦略と情報の価値)
9. ゲーム的状況について
10.同時ゲームと逐次ゲーム
11.非対称情報下におけるゲーム(1)
12.非対称情報下におけるゲーム(2)
13.DEAおよび目標計画法
14.演習
15.まとめ
【授業時間外の学習(準備学習など)】
授業で学んだことの内容を演習問題を自から解くことによって復習しておくこと。
【評価方法】
レポート 70%
授業への貢献度(クラス討議および質疑応答) 30%
【テキスト】
小和田、沢木、加藤、『OR入門』 実教出版 1990年