00007 宗教論[SE]2 宗教論[PP]3
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必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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寺尾 寿芳 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | |
副題 | 宗教・歴史・文明 |
授業概要 | 人類が継承してきた文化には、人々の宗教心が深く関わっている。よって、現代の社会文化を理解するには宗教に関する理解が不可欠である。また、キリスト教が持つ価値を正しく評価するためには宗教そのものの理解が必要である。本講義では、宗教理解への入門として特定の宗教を取り上げるとともに、宗教現象の分析を通じて、宗教がもつ文化的・社会的意味、宗教と人間観・世界観の関係について考察する。この講義を通じて宗教に対する理解を深めるための基礎的な枠組みを修得することを目指す。 |
学修目標 | 宗教をなぜ学ばねばならないのだろうか。たしかに「宗教対立」、「宗教戦争」、「原理主義」など宗教にまつわる現代人のイメージはあまりよくない。しかしイエスやブッダを顧みれば容易に理解できるように、宗教が果たしてきた精神的貢献は無視できない。困難をきわめる現代の宗教理解において文明の視点を導入することは、抽象的になりがちな教義理解や静態的な史実確認を超えて、歴史の荒波のただなかに生きる人類が記した罪深さと偉大さを動態的に照らし出す、いわば自己回復の営みとなる。本講義ではこうした視点から、来るべき全地球文明を生きるに際して重要な宗教的感性と問題意識を育むことを目指す。ともに楽しく学んでいきましょう。 |
授業計画 | 1. はじめに 2. 宗教・文化・文明 3. トインビーの文明観 4. トインビーの宗教観 5. 比較文明学における宗教 6. 一神教の歴史と文明(1)−−−ユダヤ教のはじまり 7. 一神教の歴史と文明(2)−−−ユダヤ教の展開 8. 一神教の歴史と文明(3)−−−キリスト教のはじまり 9. 一神教の歴史と文明(4)−−−キリスト教の展開 10. 一神教の歴史と文明(5)−−−イスラームのはじまり 11. 一神教の歴史と文明(6)−−−イスラームの展開 12. 非一神教の歴史と文明(1)−−−仏教のはじまり 13. 非一神教の歴史と文明(2)−−−仏教の展開(ヒンドゥーを含む) 14. 非一神教の歴史と文明(3)−−−神道 15. まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1 初回授業開始までに、高校の世界史・日本史・倫理の教科書における宗教関係の項目を再読しておく ことこと。 2 テレビなどで放映される宗教・歴史・文化関係の教養番組を積極的に視聴すること。 3 住まいの近くにどのような宗教施設(寺院・神社・教会など)が存在しているかを認識しておくこと。 |
評価方法 | 授業取組度(30%)、試験(形式未定、70%)による総合評価。なお欠席数が授業予定総時数の三分の一を超える場合、欠席過多のため失格となるので注意すること。 |
テキスト | 教科書は特になし、講義中適宜プリントを配布する。参考文献についても適宜紹介する。 |
その他 | 本講義においては主体的なノートテイキングが必須である。また受講者が高校履修程度の日本史・世界史・現代社会(倫理)の知識をすでに持っていることが望ましい。なお、本科目で扱う「キリスト教」は、「キリスト教概論」で学ぶ理念・思想としてのキリスト教ではなく、あくまで歴史としての「キリスト教文明」である。 情報理工学部学生を対象とする授業は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-1)。 |