南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜4
担当者
鹿野 緑
他の科目との関連
履修対象学科
副題 異文化コミュニケーション行為としての翻訳
授業概要 異文化コミュニケーション行為としての翻訳についての理論を学び、英日/日英の翻訳実践演習を行なう。インフォメーション(情報)を正しく翻訳する方法、および、テクスト(言語)をコンテクスト(言語外文脈)に依存して翻訳する方法を実践的に学ぶ。
<注意>授業は主として英語で行なわれるが、翻訳演習の性格上、日本語と英語をバイリンガルで使用する。
学修目標 本授業のねらいは、次の4点である。
1) 異文化コミュニケーション行為としての翻訳とは何かを学ぶ。
2) 英日/日英の翻訳スキルを実践的に身につける。
3) 様々なジャンルの翻訳に対する語彙と表現を学ぶ。
4) 翻訳に活用できるツール、リソースを知る。
授業計画 第1回 翻訳理論:翻訳行為と翻訳者(Translation and Translators)
第2回 翻訳理論:翻訳の原理(Principles of Translation)
第3回 翻訳演習:テクスト分析(Text Analysis) ─ 日常会話の翻訳と専門文書の翻訳
第4回 翻訳演習:産業翻訳(1)(Business Translation 1)
第5回 翻訳演習:産業翻訳(2)(Business Translation 2)
第6回 翻訳演習:産業翻訳(3)(Business Translation 3)
第7回 翻訳理論:異文化コミュニケーション行為としての翻訳(1)(Translation as Intercultural Communication Act 1)
第8回 翻訳理論:異文化コミュニケーション行為としての翻訳(2)(Translation as Intercultural Communication Act 2)
第9回 翻訳演習:テクスト分析(Text Analysis) ─ 美的言語の翻訳、日本語らしさ、英語らしさ
第10回 翻訳演習:文学翻訳(Literature)
第11回 翻訳演習:映画字幕翻訳(1)(Film Subtitles 1)
第12回 翻訳演習:映画字幕翻訳(2)(Film Subtitles 2)
第13回 翻訳プロジェクト
第14回 まとめ
第15回 期末試験
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回の予習は欠かせない。また、担当教員の指示する課題を行うこと。
評価方法 期末試験(40%)、翻訳プロジェクト(20%×2)、各週の課題(20%)
テキスト ハンドアウトにて配布。
その他 <指定参考図書>(図書館の指定図書コーナーで参照すること)
Basil Hatim, Ian Mason 著 The Translator as Communicator(Routhedge,1997)
ジェレミー・マンデイ著、鳥飼玖美子訳『翻訳学入門』(みすず書房,2009)
柴田元幸著『翻訳教室』(新書館,2006)
鳥飼玖美子著『歴史を変えた語訳』(新潮社,2004)
鳥飼玖美子著『通訳者と戦後日米外交』(みすず書房,2004)