南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
野口 博史
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  人類生態学の観点から、東南アジア大陸部の文化を検討する。稲作を中心とする生業や衣食住という人間にとって最も基礎的な活動や家族・集落のあり方を北部ベトナム村落に焦点をあてつつ、カンボジア・北タイ・日本を含む他地域と比較する。これを通じて自然・社会環境に対する集合的適応としての東南アジア文化を理解する。
学修目標 文明と文化の相違に関する理解に基づいて、東南アジア文化の主要部分である村落文化の形成・構成・変化を理解する。これを通じて東南アジアにおける社会・政治的事象の理解を深めると同時に、同民衆と文化的な関係を取り結びえる方法を習得する。
授業計画 第1週 講義の序論と主題説明。
第2週 文明・文化とその関係。
第3週 東南アジアにおける文明と文化。
第4週 東南アジアの地理と稲作。
第5週 東南アジア稲作発展史。
第6週 東南アジアにおける集落形態。
第7週 小括・質疑応答・討論。
第8週 北部ベトナム・コクタィン地域における集落の立地と構成。
第9週 コクタィン地域の社会構造。
第10週 コクタィン地域の経済と文化。
第11週 コクタィン地域の衣・食・住。
第12週 コクタィン地域における村人の生活時間と社会活動。
第13週 コクタィン地域における村人の人生。
第14週 コクタィン地域における政治・行政と文化。
第15週 まとめ・質疑応答・討論。
授業時間外の学習(準備学習など) 第7回までの講義内容を踏まえて、第8回〜第13回講義における講義内容と、自らの文化の比較を行うこと。
評価方法 授業取組度50%、定期試験50%の比率で評価を行う。
テキスト なし。
その他 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。