06301 生命と環境(環境倫理)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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高橋 広次 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 環境倫理の目的 【授業内容】 本授業は、最近クローズ・アップされてきた環境問題を応用倫理学の角度から考察する。今日支配的な社会原理とされる個人主義、自由主義、民主主義は、この角度から再検討を迫られている。例えば、私的所有・契約自由・故意責任に関する近代市民法原理は、新たに人類が迎えた数々の難局に直面し、それを解決するに有効範囲が狭いことを露呈した。自然保護、将来世代の保護、資源節約等に関し、今後我々がとるべき倫理的態度は如何にあるべきかを考える。 |
授業概要 | |
学修目標 | (1) 環境倫理学入門として、1970年代からこれについて書かれて来た内外の参考文献の紹介と解説を行 う。 (2) 環境倫理学が提起した新たな倫理的問題点の指摘を行う。 (3) 環境倫理学の成果をもとに新たな法制度や法理論の可能性を考える。 (4) 環境倫理を体現する実践的態度の涵養を目指す。 |
授業計画 | 本授業の流れは以下の通り。 1.序論 環境問題の現状とその原因 2.環境破壊の倫理的問題点 3.環境倫理学における様々な視角 伝統的と革新的 4.環境倫理学の始まり アルド・レオポルドの「土地倫理」 5.人間中心主義と人間非中心主義 6.いわゆる「自然の内在的価値」をめぐる議論について 7.ディープ・エコロジー 8.いわゆる「自然の権利」について 9.いわゆる「動物の権利」について 10.世代間倫理の可能性について 11.現代経済と南北問題について 12.環境問題と消費生活について 13.自然保護と法制度の仕組み 14.自然保護のための各種の世界条約・宣言について 15.キリスト教における環境倫理の見解 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業の各テーマに関連する参考文献はそのつど指示するので予復習のために読んでおくこと。 |
評価方法 | 成績の評価に際しては、定期試験を7割とし、中間試験を3割とする。 |
テキスト | 以下は教科書ではないが、授業中でも度々用いる参考書として推薦する。 加藤尚武編『環境と倫理』(有斐閣アルマ) 加藤尚武『環境倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー) 加茂直樹編『環境思想を学ぶ人のために』(世界思想社) |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。 |