06372 生命と環境(地域開発と環境保全)1・2
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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高橋 洋子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 人類の遺産としての環境は、大別すれば自然環境と歴史的環境である。 本講義では、ひとの手になる歴史的環境の保全に関して、産業革命以降、現在にいたる歴史および様々な問題を概観する。さらに、今日直面している開発と保全 の調和、歴史・文化・自然を活かしたまちづくりのあり方を探り、地域開発と環境保全の共存のために必要な課題について考えていく。 |
学修目標 | 1.日本を含む各国の歴史的環境保全の制度発達の歴史について知っている。 2.歴史的環境の保全や利活用について理解している。 3.都市保全をめぐる関係法令や主要な専門用語を知っている。 |
授業計画 | 1.都市保全計画とは何か 2.日本における歴史的環境保全の歴史 古器旧物保存方の布告と宝物の保存、名所旧跡の保存 3.古社寺保存法、国宝保存法、史蹟名勝天然紀念物保存法 4.風致・美観の保全、自然景観の保全 5.文化財保護法の成立 6.遺跡保存運動、歴史的風土の保存、古都保存法 7.都市緑地の保存、都市の美観 8.歴史的町並みの保全 9.文化財インベントリーの作成、近代化遺産、文化遺産の利活用 10.伝統的建造物群保存地区の創設 11.都市景観の整備、都市景観条例、 12.景観まちづくり、拡がる景観訴訟 、ナショナルトラストによる環境保全 13.景観法及び都市緑地法の制定 14.諸外国の都市保全計画 15.都市保全に関連する国際的取り決め |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業のはじめに、前回までの講義の流れを概説する。第2週以降は、次週の講義資料を事前に配布するので、予習をしておくこと。 |
評価方法 | レポート20%、定期試験80%により評価する。 |
テキスト | 講義のなかで適宜指示する。 |
その他 | 参考書:「都市保全計画」、西村幸夫著、東京大学出版会 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。 |