南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	秋学期
単位	２	年次	1〜4
担当者	FAUSONE Alfonso

他の科目との関連
履修対象学科	全
副題
授業概要	15世紀から現代におよぶ西洋美術工芸品（絵画、彫刻、建築物）を通してそこにある豊かさと影を考察する。イタリアのルネサンス、フランス王朝の繁栄と崩壊、革命と新しい考えを持った政府の誕生、産業革命、社会生活の近代化という波が植民政策の悪夢を見ていた多くの民族をも目覚めさせ、政治的権力からの解放へつながる事情などをこの美術工芸品の変化から読み取ることが可能である。
学修目標	美術工芸品の画像の観察によって古来からの神、君主制の世界観から人間中心の世界観へと変化してきている状況を如実に捉えることが出来るようになることをめざす。
授業計画	１．イントロダクション：Visual - Learning By Visual - Experience ２．ルネサンス　マニエリスム　バロック　　（ａ）「後期ゴシック」の絵画、彫刻、版画　　　　　　　　絵画におけるルネサンス対「後期ゴシック」　　ネーデルランド絵画　　　　　　　　スイスとフランスの絵画　　「後期ゴシック」彫刻　　版画芸術　　　　　　　　テキストの60ページから68ページを読んでおくこと。　　（ｂ）イタリアの初期ルネサンス　　　彫刻　　建築　　絵画　　　　　　　　テキストの70ページから72ページを読んでおくこと。　　（ｃ）イタリアの盛期ルネサンス　　　　　　　　レオナルド・ダ・ヴィンチ　　ブラマンテ　　ミケランジェロ　　　　　　　　テキストの77ページから93ページを読んでおくこと。　　（ｄ）マニエリスムとその他の傾向　　　　　　　　テキストの93ページから96ページを読んでおくこと。　　（ｅ）北方ルネサンス　　　　　　　　テキストの96ページから100ページを読んでおくこと。　　（ｆ）イタリアとスペインにおけるバロック　　（ｇ）フランドルとオランダのバロック　　（ｈ）フランスのバロック：ヴェルサイユの時代　　（ｉ）ロココ　　　　　　　　テキストの102ページから120ページを読んでおくこと。３．近代世界　　（ａ）新古典主義　　　絵画　　彫刻　　建築　　（ｂ）ロマン主義　　　絵画　　彫刻　　建築　　写真　　　　　　　　テキストの124ページから130ページを読んでおくこと。　　（ｃ）リアリズムと印象主義　　　絵画　　彫刻　　建築　　　　　　　　テキストの131ページから136ページを読んでおくこと。　　（ｄ）ポスト印象主義　　　絵画　　彫刻　　建築　　写真とリアリズム　　　　　　　　テキストの138ページから152ページを読んでおくこと。　　（ｅ）20世紀の絵画　　　第一次世界大戦以前の絵画　　両次世界大戦間の絵画　　　　　　　　　　　　　　第二次世界大戦以後の絵画　　（ｆ）20世紀の彫刻　　（ｇ）20世紀の建築　　　　　　　　テキストの154ページから200ページを読んでおくこと。
授業時間外の学習（準備学習など）	授業計画を参照
評価方法	成績は授業取組度60％、レポート20％と Reaction-Papers20％を綜合して判定する。
テキスト	高階秀爾監修「西洋美術史」美術出版社
その他	視聴覚資料を多数使用する。