08052 学校カリキュラム論1・2
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春学期 秋学期 |
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酒井 博世 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 小、中学校、高等学校および特別支援学校の学習指導要領が改訂され、移行期間を経て、2011年度から、順次全面実施されることになった。この改訂は、授業時間数や教育内容の増大という従来の「ゆとり」路線の転換とも受け取ることのできる変更が加えられている。この改訂によって、従来の学習指導要領において最大の争点になってきた「学力」形成をめぐる諸問題は、どのような展開を示すことになるのか。この講義においては、学校の役割りは何か、カリキュラム編成の課題は何かなどを、日本の学校教育制度の変遷、学習指導要領編成の歴史等をふまえながら解明し、あわせて、今日求められる「学力」とは何か、「学力」、形成上の実践的課題はどこにあるのかなどについて考察する。 |
学修目標 | カリキュラム編成の基本原理、教育方法の変遷、学習指導要領改定の背景、新学習指導要領の基本的特徴、「生きる力」とは何かを中心にした学力形成の課題などについて理解する。 |
授業計画 | 1.はじめに─問われている教師の指導力 2.学校の役割 3.明治以前の「学校」の特徴と役割 4.戦前日本における公教育制度の成立過程 5.戦前日本における学校制度の特徴 6.カリキュラムと教育課程─カリキュラムとは何か、教育課程とは何か 7.日本における教育目的の変遷 8.戦前日本におけるカリキュラム編成の特徴 9.戦後日本におけるカリキュラム編成の変遷(1)戦後教育改革期 10.戦後日本におけるカリキュラム編成の変遷(2)教育の現代化、教科の系統性 11.戦後日本におけるカリキュラム編成の変遷(3)ゆとり教育の展開 12.戦後日本におけるカリキュラム編成の変遷(4)ゆとり教育の見直しと学習指導要領改訂 13.現代学校教育の課題─「学び」とは何か 14.現代教育の課題(2)─「学び」への意欲をどう回復するか 15.予備 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業の前準備として、前回講義内容のキーワードとなるものを抽出し、その内容の理解を深めておくこと |
評価方法 | 授業参加度が20%、定期試験が80% |
テキスト | 特に指定しない、適宜資料を配布する |
その他 |