南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
三輪 まどか
他の科目との関連 憲法、民法、行政法、人権政策論、行政学、財政学
他学科履修 不可
副題 福祉行政と法
授業概要  日頃、皆さんは新聞やテレビ、インターネットなどで、地域内で孤立する高齢者の問題や障がい者に対する支援の問題、医師不足・医療崩壊の問題など、社会福祉・社会保障に関わる問題に触れていると思います。そして、現在、これらの問題の解決へ向けて、医療や社会福祉等の主要な分野で大きな法改正が予定されています。本プロジェクトでは、高齢者福祉、障がい者福祉などの社会福祉分野、あるいは介護、医療、生活保護などの社会保障に関する制度の概要や背景およびその問題点等について、法学的視点で学びます。その上で、あらゆる世代、あらゆる人にとって、暮らしやすい社会となるために、福祉行政という観点から、いかなる法制度が必要かを考えます。
学修目標 ・日頃から社会で起きていることに興味を持ち、その課題は何かについて考える
・課題を解決するために、現在どのような制度があるのかについて学ぶ
・現在の制度では解決できないのであれば、どのような制度や仕組みによって解決すべきかについて考える
授業計画 ■総合政策プロジェクト研究I
1.    オリエンテーション
2.〜14. 介護、医療、年金、高齢者福祉、障がい者福祉、生活保護など社会福祉・社会保障に関するニュースの中から、各自が興味のあるテーマを選び、そのテーマを素材としてレポート報告をしてください。また報告者以外の方は、必ず1回以上発言をしてください。
15.    本プロジェクトの総評と今後の課題の提示
■総合政策プロジェクト研究II
1.    オリエンテーション
2.〜14. 春学期のご報告を踏まえ、皆さんの関心事を中心に、法改正の基礎となる社会保障審議会の報告書や改正される法令、それに関連する裁判例、法律を運用する各地方自治体の条例や地域福祉計画などを適宜取り上げます。それらの題材について、それぞれ報告者を決定しますので、報告者がその要約を発表してください。その発表をもとに、ゼミナール形式で講義を行いますので、プロジェクト参加者は題材を事前に読み込み、必ず1回以上発言をしてください。
15.    4年次の卒業論文・卒業研究のテーマを決定し、なぜそのテーマを選んだのか、そのテーマが何を問題にしているのか、テーマに関する先行研究、参考文献について、レポートを書き、提出してください。
授業時間外の学習(準備学習など)  報告者は、報告の1週前に、報告テーマについて予告してください。また、報告者は報告レジュメ(あるいはパワーポイント)を作成してから発表してください。また、報告は必ず30分以上行ってください。報告者以外の方は、予告されたテーマについての新聞記事やインターネットの記事等を見ておいてください。
評価方法 報告内容が40%、受講態度・発言が30%、研究のまとめ(1年間の総括)が30%
テキスト ミネルヴァ社会福祉六法2011〔平成23年版〕(2011年2月発売予定)。
その他 詳しくは「プロジェクト研究I 募集要項」を参照してください。