11446 総合政策論III(先進国政治の課題)
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選必 |
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夏期後半 |
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2 |
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3〜 |
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小野 耕二 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代ドイツ政治とEU統合 |
授業概要 | 21世紀初頭における先進国政治の課題を、現代ドイツ政治とEU統合の過程を具体例としながら検討する。その際に、現代日本政治との対比を視野に入れつつ、第2次大戦後の西ドイツ建国から統一ドイツにおける政治過程を概観しつつ、それと並行して進行した欧州統合の過程をEEC設立から最近のリスボン条約発効まで検討する。 |
学修目標 | 21世紀に生きる学生諸君が、先進諸国政治の抱える課題を自覚し、その解決へ向けて主体的に考え抜くための社会科学的な能力を修得することを目標とする。この目標を具体化すると、「現時点で生起している政治現象と現在の政治課題に対して、自分なりの分析視角から解明し、それに関して独自の見解を提示できる能力を獲得する」ということになる。 |
授業計画 | 1.はじめに:時期区分と分析視角 2.欧州における第2次世界大戦とドイツの戦後処理 3.東西ドイツの分裂国家としての成立 4.欧州統合への始動:パリ条約とローマ条約 5.建国から50年代のドイツ政治 6.60年代ドイツ政治の転換 7.60年代の欧州統合とその挫折 8.70年代ドイツ政治の低迷 9.80年代ドイツ政治の転換 10.新たな欧州統合の再開:単一欧州議定書と市場統合 11.東欧革命と90年ドイツ統一 12.欧州統合の新展開:通貨統合へ 13.90年代ドイツの政権交代と「赤緑連立政権」 14.大連立から保守政権へ:2000年代ドイツ政治の現状 15.EU27カ国体制と新世紀の欧州統合の行方 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 現代ドイツ政治やEU統合に関する新聞報道やTVニュースなどをチェックし、事前に知識を深めておこう。そのためにも、高校で学習した世界史や現代社会における「現代政治に関する項目」を復習しておくことが望まれる。 |
評価方法 | 集中講義終了後の試験で評価する。 |
テキスト | 無し。参考文献は講義の中で提示する。 |
その他 | 講義に主体的に参加する積極的な学生を期待する。 |