11511 経済政策論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜 |
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鶴見 哲也 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 経済学の現実世界への適用である経済政策に関して説明を行う。具体的には、ミクロ経済政策、マクロ経済政策、そして所得再配分政策それぞれについて説明を行う。経済政策は、成長政策、安定化政策、そして再配分政策に大分類される。第一の成長政策は潜在的なGDPを増大させる方策であり、第二の安定化政策は財政政策と金融政策に分類され、潜在的なGDPと現実のGDPとのギャップを埋めるための方策と言える。そして、第三の再配分政策は、成長政策や安定化政策ではまかないきれない問題に対処するための方策といえる。以上三つの政策について具体的な事例を中心に説明を行う。 |
学修目標 | 政府が取り組んでいる成長政策、財政政策、金融政策、そして再配分政策それぞれの意義、およびそれぞれの政策の関係性を理解することで、現在政府が行っている政策について自分の意見を持てるようになる。 |
授業計画 | 1. 授業内容ガイダンス—経済政策はどこを目指していくべきか— 2. 市場への政府介入 3. 公益事業と競争政策 4. 外部性と公共財 5. 情報の経済学と経済政策 6. ミクロ経済政策(第2回〜5回のまとめ) 7. 成長政策の理論と課題 8. 安定化政策の基礎と財政・金融政策 9. インフレ・デフレと失業 10. 安定化政策の現代的課題 11. マクロ経済政策(第7回〜10回のまとめ) 12. 所得再配分政策の基礎理論 13. 税制の効率性と公平性 14. 年金と医療政策 15. 所得再配分政策(第12回〜14回のまとめ) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 講義の前にテキストの該当箇所を読み、疑問点について自分自身で解決できる部分は解決をしておき、自力では解決できない点を整理しておくことで、授業に目的をもって臨んでほしい。 |
評価方法 | 小レポート(宿題)が30%、定期試験が70% |
テキスト | 岩田規久男・飯田泰之著『ゼミナール 経済政策入門』日本経済新聞出版社 2006年 飯田泰之著『ゼロから学ぶ経済政策—日本を幸福にする経済政策のつくり方』角川書店 2010年 |
その他 | 授業の前提知識として、テキスト「ゼミナール経済政策入門」第1章を授業開始前までに独習しておくこと。 |