南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
山田 哲也
他の科目との関連 国際社会と法A、国際組織論
他学科履修
副題
授業概要 国際行政という言葉は多義的であるが、さしあたり、「国際社会全体で達成すべき利益の実現過程とその手段」といった意味で用い、「人権の国際的保障」を具体的テーマとして、国際法・国際組織の具体的な機能・役割について考察する。
学修目標 人権の国際的保障を通じて、国際行政の現状と課題を考察する。

【授業計画】   1. イントロダクション:国際行政を巡る全般的な問題設定と視角
2. 国際公益の実現と国際法・国際組織:国内行政(法)からの類推とその限界
3. 人権の国際的保護の歴史
4. 人権の保障と国連システム
5. 人権の保障のための普遍的条約
6. 人権保障の国際的実施制度(1)
7. 人権保障の国際的実施制度(2)
8. 人権保障の地域的条約:ヨーロッパを中心に
9. 女性の権利に関する国際人権法
10. 子供の権利に関する国際人権法
11. 労働者の権利
12. 難民の権利
13. 先住民の権利
14. 開発と人権
15. 全体の総括
授業計画
授業時間外の学習(準備学習など) 授業前に、初回講義の際に配布するレジュメで指定された教科書の該当頁(および参考資料)を読んでくること。
評価方法 定期試験 90%と小テスト 10%で評価する。
テキスト 第3回目の講義からは、渡部茂己編著『国際人権法』(国際書院、2009年)を教科書とする。また、毎回の講義でレジュメ・資料を配布するほか、その他の参考文献を初回の講義で紹介する。
その他