南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜
担当者
井上 洋
他の科目との関連
他学科履修
副題  近代官僚制の形成と展開
授業概要  官僚制組織とは、一般に、頂点に独任制の長を戴き、その下に幾層もの階層をもち、しだいに末広がりに広がっているピラミッド型の階層(ヒエラルヒー)構造をもつ組織をいう。本講義では、このような特徴をもった行政組織(行政官僚制)が歴史的にどのように形成されてきたのか、これを日本を例にとりながら明らかにしていく。さらに、セクショナリズム、天下りなどの官僚制の病理、現代におけるそれらの病理を克服するための試み(行政改革)などについても話を進めていきたい。
学修目標  近代官僚制の形成過程とその特質について理解を深める。
授業計画 1.  「官僚」と官僚制
2.  ウェーバーの官僚制論
3〜6.日本の省庁組織
7〜9.戦前日本の官吏制度(日本における近代的官僚制の形成)
10〜12.戦後日本の人事システム
13.14.現代日本の行政改革
15.  小括
授業時間外の学習(準備学習など)  配布資料を事前によく読んでおく。
評価方法  筆記試験による90%。受講態度の積極性なども評価に加える10%。
テキスト  適宜資料を配布する。
その他