南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
東田 明 
他の科目との関連 会計学、簿記原理、経営学、環境経済学、地球環境論、環境学概論
他学科履修
副題
授業概要  授業の内容については、下記の学修目標と授業計画で示したとおり、主に企業が行う環境会計を対象とし、企業はなぜ環境会計を利用するのか?、どういった手法が存在するのか?、環境会計を利用した環境経営とは?について学習する。
 授業の方法は、基本的には講義形式である。ただし、教員が一方的に講義するのではなく、随時学生に問いかけることを通じて授業を進める。また全15回の講義の中で、1,000字程度のレポートを3回程度課す予定である(ただし、レポートの回数は状況に応じて変化する)。
学修目標  環境経営に取組む企業において、環境会計がどのような役割を果たすのか。そのために、どのような手法が存在するのか。以上の問題について検討することが、本講義の目的である。そのためには、環境会計手法だけに注目するのでは充分ではなく、環境会計が開発された、あるいは利用されるコンテクストと併わせて理解する必要がある。
授業計画 1. 企業はなぜ環境経営に取り組むのか?
  テキスト第1章を読んでおくこと。
2. 環境経営の要件
  テキスト第1章を読んでおくこと。
3. 環境会計のフレームワーク
  テキスト第1章を読んでおくこと。
4. 環境コストの分類
  テキスト第2章1〜4節を読んでおくこと。
5. 環境管理会計の諸手法
  テキスト第2章5〜10節を読んでおくこと。
6. 環境管理会計:マテリアルフローコスト会計(1)
  テキスト第3章を読んでおくこと。
7. 環境管理会計:マテリアルフローコスト会計(2)
  テキスト第3章を読んでおくこと。
8. 環境情報開示の論理
  テキスト第8章1〜3節を読んでおくこと。
9. 環境情報開示の制度化の動向
  テキスト第8章4〜5節を読んでおくこと。
10. 外部環境会計
  テキスト第9章1〜3節を読んでおくこと。
11. 環境負荷の経済評価
  テキスト第9章4〜6節を読んでおくこと。
12. 環境会計と財務会計
  テキスト第10章を読んでおくこと。
13. トリプルボトムラインとCSR
  テキスト第12章1〜4節を読んでおくこと。
14. サステナビリティ報告書とCSR会計
  テキスト第12章5〜7節を読んでおくこと。
15. 社会的責任投資
  テキスト第11章を読んでおくこと。
授業時間外の学習(準備学習など) 【授業計画】欄参照
評価方法 平常点およびレポート(40%)、試験(60%)で評価。
テキスト 國部克彦・伊坪徳宏・水口剛(2007)『環境経営・会計』有斐閣アルマ。
その他  講義は教員だけで行うものではなく、学生と教員の間で作られるものです。したがって、講義の場を乱す行為については厳しく対処します。