南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
2
担当者
市川 朗
奥村 康行
他の科目との関連 「物理学基礎」、「微積分学I・II」、「線形代数学I・II」の知識が必要である
他学科履修
副題
授業概要 本講義では,物理学基礎の発展として,力学と電磁気学のより進んだ内容について講義する.力学分野では,質点ではなく,大きさを持つ物体(剛体)の運動を扱う.この内容はロボットなどの機械システムのモデル化に役立つ.電磁気学分野では,時間変動する電場・磁場の振舞いについて取り扱う.この内容は無線通信などの理解に役立つ.
学修目標 1. 剛体の運動のモデル化法を知っている.
2. 剛体の運動に関する基本的な計算ができる.
3. 電磁気学に関する基本的な計算ができる.
4. マクスウェルの方程式を知っている.
授業計画 1. この講義で何を学ぶか(力学分野)
2. 運動量,質点系
3. ベクトル積,角運動量,力のモーメント
4. 質点系の角運動量
5. 剛体,剛体の運動方程式
6. 慣性モーメント,平行軸の定理
7. 剛体の運動エネルギー
8. この講義で何を学ぶか(電磁気学分野)
9. ガウスの法則
10. 電場と電位
11. コンデンサー
12. 磁界からの力
13. 電流の作る磁界
14. 電磁誘導
15. アンペールの法則
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の前準備として、「物理学基礎」で学んだ内容を復習しておくこと。
評価方法 定期試験80%、授業中に行う課題演習20%によって評価する
テキスト 参考書 [1] 十河・和達・出口,ゼロからの力学II, 岩波書店,2005.
    [2] 戸田盛和,力学,岩波書店,1982.
    [3] 十河・和達・出口,ゼロからの電磁気学II, 岩波書店,2006.
その他 この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(ソフトウェア工学科・システム創成工学科・情報システム数理学科)の学習・教育目標に対応する(小項目:C-6)