33421 回路理論
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選必 |
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秋学期 |
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陳 幹 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 種々の情報機器と通信機器の設計は電気と磁気の物理現象の理解に基づいており、物理現象の理解は電磁気学などの物理学を応用して得られる。しかし、複雑な機器の設計は物理学を出発点として行うのは現実的ではない。現象を数学が適用しやすい形にモデル化し、数学により設計を行うのが工学である。電気回路は電磁気現象のモデル化である。電気回路の講義により、通信システム全般に対する基礎的な考え方を伝授しながら、数学が工学、特に通信工学に如何に応用されるかを教える。 |
学修目標 | 1.通信システムの基礎的な技術を理解している。 2.通信システムを構成する基礎的な電気回路の性質を理解している。 3.回路網において成り立つ各種法則につて知っている。 4.正弦波交流回路の記号法を理解している。 |
授業計画 | 第1週 回路理論について 第2週 複素数の基礎 第3週 抵抗器、オームの法則、直列回路、並列回路 第4週 キルヒホッフの法則 第5週 回路解析法(グラフ理論の基礎) 第6週 回路解析法(回路方程式) 第7週 交流回路の基礎・電気回路素子の働き 第8週 交流回路の記号法 第9週 インピーダンス 第10週 直列回路、並列回路 第11週 交流回路の回路解析 第12週 電気回路素子の線形性 第13週 重ね合わせの原理 第14週 テブナンの定理 第15週 過渡解析と微分方程式、シミュレーション |
授業時間外の学習(準備学習など) | 講義開始までに微分方程式などの微積の基礎、 ガウス平面、指数表現などの複素数の基礎、 線形性、連立一次方程式、行列などの線形代数の基礎を復習しておくこと。 毎回の講義は、それまでの講義内容を理解していることを前提にしている。 講義後、講義内容を復習し、関連する例題などを解くこと。 |
評価方法 | 定期試験(90%)、小テストレポート等(10%)により評価する。 |
テキスト | 佐治 学 編著「電気回路A」オーム社 |
その他 | この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(ソフトウェア工学科・システム創成工学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:E-1,2) |