35361 情報システム工学[SE]
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選 |
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夏期後半 |
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杉原 厚吉 |
他の科目との関連 | 数値解析、プログラミング基礎、プログラミング応用 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 情報処理の信頼性と効率 |
授業概要 | 情報を扱う諸システムは信頼性が高く効率の良いものでなければならない。講義では、システムの信頼性と効率性を図るための技術を学ぶ。まずコンピュータで生じる数値誤差現象を、統計計算、数値計算などを例にとって分析し、それに対処するための諸技術を学ぶ。次に、システムの効率化の基礎となる計算量の理論を学んだうえで、効率の良いシステムを作るための基本的な諸技術、およびそれを現実の問題へ応用する考え方を学ぶ。 |
学修目標 | 1.コンピュータの中での数値の表現法とその長所・短所を理解している。 2.数値計算に伴う誤差の基本的性質について理解している。 3.基本的なアルゴリズムについて知識を持つ。 4.計算量の概念を用いて、情報処理の効率を測ることができる。 5.基本的なデータ構造の原理を理解し、どのように動作するかを説明できる。 |
授業計画 | 第1週 整数の2進表現と四則演算 第2週 浮動小数点表示方式 第3週 数値誤差とその対策(丸め誤差、伝播誤差、発生誤差) 第4週 アルゴリズムと計算量 第5週 リスト構造 第6週 ヒープとソート 第7週 ハッシュ 第8週 バケット 第9週 再帰呼出しと分割統治 第10週 グラフ探索(深さ優先探索、幅優先探索) 第11週 最短路探索 第12週 動的計画法 第13週 最大流と割り当て問題 第14週 ボロノイ図と幾何的探索 第15週 問題の難しさの測り方と難問対策 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.授業の前準備として、高校の数学で教わった次の項目を復習しておくこと。 222次方程式の解の公式、順列と組合わせ、等比級数の和、指数関数と対数関数の定義と基本的性質 2.【テキスト】の項目に書いた教科書を使うので、【授業計画】を参照して、毎回、次回の内容にざっとを通目を通しておくこと。 |
評価方法 | 講義の途中に行う小テスト(10%)と定期試験(90%)で評価する。 |
テキスト | 杉原厚吉著、データ構造とアルゴリズム、共立出版。および、講義中に配布するプリント。 |
その他 | この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(ソフトウェア工学科・システム創成工学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:D-2)。 |