97101 ソフトウェア要求工学
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必 |
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春学期 |
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青山 幹雄 |
講義題目 | |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス 名古屋キャンパス |
授業概要 | ソフトウェア要求とは、顧客がソフトウェアシステムに当然備わっているべきであろうと考える機能や性能などのことである。 これらソフトウェア要求を扱うために工学的な手法や技術を総称してソフトウェア要求工学と呼ぶ。講義では、要求工学に関するベース技術として、要求獲得、分析、仕様化について、構造化分析手法とオブジェクト指向分析手法の例題を用いながら解説する、また、要求工学と設計・検証工程との関連、要求の管理や品質保証、要求を扱う支援ツールについての解説も行う。これらの解説を通じて、要求を扱う様々なベース技術に対するメタ技術力を養う。構造化分析手法とオブジェクト指向分析手法の解説では、ソフトウェア設計技術、ソフトウェアモジュール化技術の講義と関連し上流から下流に至る一連の開発における要求工学の位置付けについて講述する。 |
学修目標 | 1.ソフトウェア開発における要求工学の役割と意義を説明できる。 2.要求工学工程で一般的に行われるプロセスとその役割・目的を説明できる。 3.構造化分析手法、オブジェクト指向分析手法を理解し、特定のソフトウェア開発問題へ適用する場合の得失を説明できる。 4.要求工学工程と設計工程・検証工程との関連を説明できる。 5.要求を管理する上での問題点、品質保証との関係を説明できる。 6.要求を扱うツールや記法にはどんなものがあるかを理解し、開発に利活用できる。 |
授業計画 | 第1週 要求工学の基礎 第2週 ソフトウェア開発プロセスと要求工学 第3〜4週 要求獲得と分析 第5週 シナリオとその分析 第6週 要求の仕様化と要求仕様書 第7〜8週 構造化分析手法 第9〜11週 オブジェクト指向分析手法 第12週 要求の検証と妥当性の確認 第13〜15週 要求の管理 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.授業中に講義内容に関係する演習問題を出題するので、関連する文献などの調査を行って解答を作成すること。 2.ソフトウェア工学の基礎について復習しておくこと。 |
評価方法 | 授業中に出題する演習問題とレポート課題とを総合的に評価する。 レポート課題が70%、演習問題が30% |
テキスト | 特に指定しない。 |
その他 | 参考書 大西・郷 著:「要求工学」共立出版 |