学科・教科ごとの目標 経営学部経営学科 高一種商業
● 経営学部経営学科(高一種免(商業))
経営学部に在籍する学生は、教職課程を通じて必要な単位を修め、所定の手続きを経ることで、南山大学を卒業するのと同時に、高等学校教諭一種免許状(商業)を取得することができます。経営学科では、広い教養と豊かな専門知識を備えた人材を育成し、商業の専門家と呼ぶにふさわしい「教科に関する科目」を開講しています。高い能力を備える教員の養成を目標として掲げ、これまで中等教育の現場に数多くの教員を送り出してきました。
商業科の教員は、マーケティング、ビジネス経済、簿記・会計、ビジネス情報など、商業科の学習指導要領に定められる商業の各分野に関する多彩な内容について、広く、また十分に深い専門的知識を持ち、さらに常に知識を更新する方法を身につけておく必要があります。
経営学科の教育の特徴は、(1)組織・労務論、(2)財務論・ファイナンス、(3)マーケティング・流通論、そして(4)会計学の4つの専門コア科目群を設け、経営学を理解する上で特に履修すべき科目を「基本科目」群として明確に位置づけ、これらの科目を中心に経営学の基礎を養うとともに、さらにその上に専門性を高めことができるようにカリキュラムを設定していることにあります。また、「ビジネス英語」「簿記」「情報・解析」関連の3スキル科目を充実させ、実践力も身につけることができるようになっています。そのほかに関連科目として「職業指導」も設置しています。このように、商業科の教員免許取得において修得しなければならない「教科に関する科目」のすべてが経営学科の開設科目によって充足されています。
また、必修の経営演習ⅠおよびⅡでは、指導教員のもと、少人数教育を実施し、指導教員や同期生、先輩、後輩との緊密な人間関係を築くことで、教員として必要なコミュニケーション能力を養成しています。また、日頃の発表や卒業論文作成過程での報告など、プレゼンテーションの機会も多く、教員になった際の授業にも役立つトレーニングを実施しています。
このような教育カリキュラムにより、広い教養と豊かな専門知識を備えた人材を育成し、商業の専門家と呼ぶにふさわしい高い能力を持つ教員を養成しています。