派遣留学生の方
充実した留学のために
充実した留学を実現するためのひとつのキーポイントは、留学前・留学中・留学後に、必要な手続きをすることが挙げられます。どういった手続きをどのタイミングでするべきなのか、きちんと把握して、責任をもって対応しましょう。
自分がこれまで慣れ親しんできた環境から離れての生活、それも海外でとなると、予想していたよりもずっと大変だと感じることがあります。また、日本と同じ感覚で生活していると、思わぬ危険に遭遇することがあります。安全な留学生活を送るためにも、自分の身は自分で守りましょう。
法的に身を守るために
パスポートの確認
ビザ等の申請前、ならびに留学出発前に、かならずパスポートの残存有効期限を確認してください。渡航国によっては、ビザ等申請時や入国時に、パスポートの一定以上の有効期間や空白のページが必要な場合があります。各自で渡航国の大使館・領事館の公式ウェブページや、外務省公式ウェブページをかならず確認して、最新の情報を入手してください。
有効なビザ(査証)の維持
留学に際し、学生ビザの取得・維持を求める国は多くあります。学生ビザとは、現地で「学生である」ことを条件に、渡航国での滞在を許可されるものです。学生であると認められるためには、渡航国で定められた授業数や単位数以上を登録し、出席・履修する義務があります。渡航国によって、取得する必要があるビザの種類や、維持条件が異なるため、各自で渡航国の大使館・領事館の公式ウェブページや、外務省公式ウェブページをかならず確認して、最新の情報を入手してください。
「在留届」の提出
留学先に到着し、住所が確定したらすみやかに、「在留届電子届出システム」公式ウェブサイトから「在留届」を提出(登録)するか、最寄の日本大使館または総領事館(在外公館)に「在留届」用紙を提出する必要があります。これは旅券法第16条で義務付けられています。渡航国で事件や事故、災害が起こった際、「在留届」が提出されていないと、安否確認や緊急連絡、救援活動の対象外となってしまいます。
なお、外国籍の学生については、自分の所持するパスポート発行国の大使館等でこれに代わる手続きをしたり、「たびレジ:外務省海外旅行登録」の簡易登録をしたりするなど、各自で対応してください。
心身の安全を守るために
異国で暮らす際のストレスやカルチャーショックは、程度の差はありますが、誰もが感じ、そして遅かれ早かれ、誰もが乗り越えていくものです。疲れたときにはじゅうぶん休息し、楽しいことをしたり、リラックスしたりすることも大事です。自分ひとりで抱え込まず、友達や家族、教職員やアドバイザーなどに相談してみるのも、解決の糸口となります。
授業についていけなかったり、ルームメイトやホストファミリー、クラスメイトとうまくいかなかったりするなど、とくに学生生活を送る上で困ったことがあれば、留学先大学や南山大学にも相談してみてください。