00008 宗教論[H・F] 宗教論[E・B・J]
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必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1 |
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五百旗頭 博治 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | |
副題 | |
講義内容 | 人類が継承してきた文化には、人々の宗教心が深く関わっている。そのために、現代世界の社会や文化を理解するには宗教に関する理解が不可欠である。また、キリスト教がもつ価値を正しく評価するためには宗教そのものの理解が必要である。本講義では、宗教理解への入門として特定の宗教を取り上げるとともに、宗教現象の分析を通じて、宗教がもつ文化的・社会的意味、宗教と人間観・世界観の関係について考察する。この講義を通じて宗教に対する理解を深めるための基礎的な枠組みを修得することを目指す。 |
講義計画 | 本講義はキリスト教理解の基礎となる幾つかの問題をめぐって行われる。一つには宗教と学問と哲学、文学、芸術についての基本的考察から、更にそれら相互の親近性と相異性についての理解を深める。第二にキリスト教と他宗教の問題に目を向ける。第三に何人かの哲学者の宗教観、神観を紹介する。第四に神学者アウグスティヌスにおける悪の問題にふれる。 各時間の始めには短い解説と共に宗教音楽(クラシック)の名曲のCDから1つの楽章を選んで聞かせる。(尚春学期には「復活祭」関係の音楽、秋学期には「クリスマス」関連の音楽が含まれる) 序論:自己紹介と本講義の学び方 本論:I.宗教と宗教学−A宗教とは何か:宗教の種類、宗教に関連或は隣接する諸現象(宗教意識、超常現象、神秘現象、臨死体験等)本物の宗教の見分け方。B学問と芸術との関連:宗教と宗教学・キリスト教学;宗教と哲学、芸術の共通点と相異点。 II.キリスト教と他宗教−「教会憲章」第2章;自力教と他力門の区別は有効か III.哲学者の神−Socrates、Platon、Aristoteles、西田幾多郎 IV.神学者Augustinusと悪の問題 |
評価方法 | 主として期末の筆記試験(自筆のノートのみ参照可)による。それに加えて出席状況も評価する。 |
テキスト | テキストは用いない。「教会憲章」(第二章)はプリント配布する。 |
その他 |