00564 教育・文化における人間の尊厳
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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VOLPE Angelina |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 文学と映画における人間の尊厳 |
講義内容 | 本講義では「人間の尊厳」を教育ないしはそれを包含する文化活動一般の領域から考察する。そのために、現代の教育理論と教育システムにおいて人間がどのように捉えられているかについて、また人格形成のための有効な方法について学び、現代の教育事情の問題点とこれからの課題を「人間の尊厳」との関連から考察する。また、個人や社会を啓蒙する文化の領域、たとえば文学や芸術において人間の問題がどのように扱われているかを検討する。 |
講義計画 | 文学であれ映画であれ本物の天才作品であるならば、暴力や分裂を生み出す「欲望」や、平和と一致を生み出す「愛」の間で何時も迷っている人間のドラマについて、われわれに考えさせるチャンスを与えると思う。 本講義はこのようないくつかの作品を紹介することによって、人間の尊厳はどちらに基いているかを学生に考えさせる。 1.O.ワイルドの『レディング獄舎の歌』を通して罪と罰の問題を考える。 2.C.S.ルイスの『キリスト教の精髄』を通して良心の問題を考える。 3.映画『永久の愛に生きて』を通してルイスの人生観を考える。 4.映画『ビフォーザレイン』を通して戦争の悲劇を考える。 5.G.リヴァ『小さなキリスト教人間学』を通して惨めでありながら偉大である人間の尊厳を考える。 6.まとめ |
評価方法 | 定期的小論文と期末のレポートの成績による。 |
テキスト | A.ヴォルペ『声・人間とその魂』(ドン・ボスコ社 1996年) |
その他 |