20601 日本史概説
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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青山 幹哉 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 中世武士社会の成立 |
講義内容 | 武士社会の成立は日本列島の歴史に大きな変動を与えた。本講義では、殺人という職能者が「侍」という身分を獲得していく平安後期から、東国国家を形成し独自の法体系を確立するようになる鎌倉期までを対象とし、他の東アジア諸国とは異なる歴史を歩み始めた中世日本の特質を考える。 |
講義計画 | 1.殺生するもの−武士の原像− 2.都の武士 3.弓と馬 4.武家の棟梁 5.田舎の武士(在地領主) 6.身分論 7.『今昔物語集』にみる戦闘法 8.東国国家の勝利 9.武家法と裁判システム 10.中世日本の分岐点 |
評価方法 | 学期末における筆記試験および随時に課す小レポートにより評価。 |
テキスト | 特に指定しないが、参考文献として以下の書を挙げておく。 下向井龍彦『武士の成長と院政』(日本の歴史07)講談社、2001年 高橋昌明『武士の成立 武士像の創出』東京大学出版会、1999年 川合 康『源平合戦の虚像を剥ぐ』(講談社選書メチエ72)講談社、1996年 関 幸彦『武士の誕生』(NHKブックス868)日本放送出版協会、1999年 近藤好和『弓矢と刀剣』(歴史文化ライブラリー20)吉川弘文館、1997年 元木泰雄『武士の成立』吉川弘文館、1994年 千葉徳爾『たたかいの原像』平凡社選書139、1991年 石井 進『鎌倉武士の実像』平凡社選書108、1987年 その他、授業の中で適宜紹介する。 |
その他 |