21606 古代哲学史
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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坂下 浩司 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 古代ギリシアの哲学者はどんな問題に取り組んだか、どのように考えたか |
講義内容 | 皆さんは、ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった名前を耳にしたことがあるでしょう。ここで「古代哲学」と言うのは、今から二千数百年以上も前に、そういった人たちによって繰り広げられた思考の営みを指します。「いまさらなぜそんな古くさいものを?」と思うかもしれません。しかし、古代ギリシアの哲学は、最新の思想が取り組んでいる問題や思索を、原理的な形で単純に力強く提示しています。それは、わたしたちの思考を刺激し、「驚嘆」(タウマゼイン)させるでしょう。哲学を始めさせるというこの「驚嘆」が、みなさんを哲学することへと誘えばと思います。この講義では、そのような古代ギリシアの哲学にひととおり触れることができます。 |
講義計画 | (序)「哲学(ピロソピア)」および「哲学者(ピロソポス)」という言葉について 時代の区分 (1)ミレトス派の哲学者たち(タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス)——哲学の始まり (2)クセノパネス——神に関するロゴス (2)ヘラクレイトス——流転する世界と同一性 (3)ピュタゴラス——「数」と哲学 (4)パルメニデス——「ある」と「あらぬ」 (5)エンペドクレス——宇宙論的な「愛」と「争い」 (6)アナクサゴラス——宇宙論的な「理性」 (7)デモクリトス——原子論の創始者 (8)ソクラテス——吟味される生 (9)プラトン——イデアとは何か (10)アリストテレス——「万学の祖」 |
評価方法 | 毎回短い感想を書いてもらいます。出席が前提となります。学期末に筆記試験があります。 |
テキスト | 特に指定しません。 |
その他 |